ヴァイル

ワイルド・ストリートのヴァイルのレビュー・感想・評価

ワイルド・ストリート(2002年製作の映画)
4.3
粒ぞろいの楽曲をジュークボックスのごとく多用しつつ、セリフの手前から撮り始める長回しの技法と、見せ場とあらばここぞとばかりに尺をとる英断に心から敬意の念と感服を強いられる、極めて学ぶところの多い作品。

敵に捕らえられる緊迫したシーンで爽やかな情緒を醸す楽曲を適用し、雰囲気をぶち壊す様は圧巻!
アクションシーンは段取りが良すぎて、一体何が起こっているのか分からない!
セリフの別録り感も余すところなく生々しく表現!
行方不明の伏線!
名言多数!
そして、本編後にNGシーン集あり!

こんな脅威的な作品はトランスワールドアソシエイツ以外では出会えないだろう。
ヴァイル

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