バイオレンス・ポリス／九龍の獅子の泡沫のレビュー・感想・評価

前作の二番煎じ、というほど悪くもない。
最初は田舎者とばかにしてきた香港の刑事とやがて友情を結んだり、好きな女とハワイで暮らすという単純ながら決してバカにできない夢を抱いていたり、かなり切ない。ショッキングな映像にも挑戦している。もちろんラストシーンは呆気ない死を迎えるが、そこに何故か居心地の良さを感じている自分もいる。私も何かの拍子でこんなふうにボロ雑巾みたいに死ぬ可能性がある。当然そんなふうになりたくないし誰もそうなるべきではないのだが。