もとまち

地獄の戦士ブラストファイターのもとまちのレビュー・感想・評価

3.4
伊太利製のレッドネック皆殺しアクション。『ランボー』をパクったプロットに『脱出』の要素をチョイとひとつまみした感じ。大量の車や人間が木っ端微塵に吹き飛ばされるのは楽しいが、ランベルト・バーヴァの演出力不足がどうしても気になる。撮るべきカットをいつもヌルっと逃してて、盛り上がるはずのシーンも平板に処理してしまう。レッドネックをステルスキルするシーンのダイジェスト感だったり、ラストの1on1決闘の締まらなさだったり。演出家としての嗅覚があまりに欠けている。人間狩りからの逃走を繰り広げる過程で、喪われた父と娘の絆が新たに育まれていく展開は良かった。が、個人的には娘をあそこで死なせずに、父と共闘する展開にした方が面白かったんじゃないかと思う。たぶん今リメイクされたらそうなるよ。ちなみにミケーレ・ソアヴィは毎度のごとく死ぬ。
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