Rita

太陽が知っているのRitaのレビュー・感想・評価

太陽が知っている(1968年製作の映画)
3.5
太陽の輝、真夏の青空の下には4人の男女。🌺

夏は豪華な別荘でヴァカンス。恋人のジャン・ポールとマリアンヌは楽しく過ごしていた。ある日、2人のもとに親友のハリーとその娘ペネロープが訪れる。それからというもの微かに漂う居心地の悪い雰囲気、4人の間に複雑な感情が生まれる。だがある夜、酔ったハリーは殺されてしまう。嫉妬や嫌悪の感情が行き交う中で恋愛も絡んだ緩いサスペンス・スリラー。

フランス映画らしい恋の駆け引き。夏を堪能、満喫できる作品となっている。嫉妬によって生まれる殺意を徐々に描く。何回蹴り落とすのよ。じっくりとじわじわ殺る感じにイライラした。何でこんな面倒臭い駆け引きをするのかよく分からない。恋愛だけでなく何事にも自分に正直になることが大切だよね。

ジャン・ポールとマリアンヌが序盤の時よりかは事件後のほうがお似合いに見えてしまう。それまでは、この2人の関係が終わってるようにしか見えなかったし、このままジャン・ポールとペネロープが付き合うのもアリだなと思ってた。

女性らしい服もボーイッシュな格好もクールに着こなすジェーン・バーキンがかっこよかった。頬がほんのり紅くなって、海水で濡れた髪でいる姿が綺麗。食事中、落ち着かない様子でジャン・ポールとペネロープが何度も目を合わせる場面が何気なくセクシー。

彼女は学生時代、同級生の人からの言葉で自分の容姿ににコンプレックスをもっていたそうです。美しいと相手を褒めることは悪いことではないです。他人や周りの人が自分の容姿について傷つくような発言をした時、鵜呑みにして認めるのは間違ってる。自分で自分を褒めることが大切。
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