B級怪獣エイガ

バスルーム 裸の2日間のB級怪獣エイガのレビュー・感想・評価

バスルーム 裸の2日間(2011年製作の映画)
4.4
密室状態でジジイ(全裸)がめちゃくちゃ美人な娘(全裸)に「ところでわしとセックスせんか?」と持ち掛ける、エロいと言うより【魅惑】でシュールな映画。

果たしてセックスはできるのか?

101分ずっとジジイのゴロゴロ声の話が流れる。このジジイはなかなか興味深いことを話すがその着陸点は全て「セックスしたい。」なので言うことに謎の【説得力】や【魅力】が生まれる。

「映画に音楽があるのは観客にここで感動しろ等とわからせるためだ。」
「自分を特別だと思うか?多くの人は普通でありたいと思う。我々は特殊だ。」
「多くの人はセックスを重く考えすぎている。」

等、延々と話す話す。これらの話全てが「〜〜。だからわしとセックスせんか?」に繋がる。こんな美人すぎる人を見たら当然の感情であり、「こっからどうやって持ち掛けるんだろう?」と気になり話に聞き入ってしまう。

夜中に見始めたが「セックスするのか。しないのか?」や「何て綺麗な女の人なんだ。」とジジイの話と美しい女性の体に見聞き入ってしまい、眠気は一切なくずっと集中して観れた。

物語終盤の「ある朝突然病気でも、精神病でもなく起き上がることができなくなった少年」の話がなかなか面白かった。

ラストシーンの彼女の態度や行動、表情からわかる、どこかが【成長】した彼女は何とも言えない不思議な魅力を持っていて良かった。

ただし何度も言う様に、101分ずっと滅茶苦茶美人の綺麗すぎる裸体を映しながらジジイの悟った様な話が流れるだけの映画なので【オススメはできない】

個人的には見て良かったし面白かったし好きだがもう一度見たいとは思わない映画(でもあの綺麗な人の裸体は何度でも見たいくらい綺麗)。