ルネ

最低で最高のサリーのルネのレビュー・感想・評価

最低で最高のサリー(2011年製作の映画)
3.0
『(500)日のサマー』のスタジオが製作したらしく、ジャケが色違い。ここまでやるか!(笑)

無気力文系男子高校生が、サリーちゃんと知り合って変わっていくお話。

主人公に学生時代の自分を重ねつつ、童貞の焦燥感に共感する。ここで
普通ならロック聴きそうなのだけれど、音楽に興味はなさそうです。

タイトルから小悪魔に翻弄される童貞ストーリーを想像していたが、サリーちゃん全然悪い子じゃないです。むしろ心広いし優しい。どこが最低なんだ。

主人公も煮え切らないけど、普通にいい人。この青年は『チャーリーとチョコレート工場』の少年を演じていた俳優さんらしい。素敵イケメンに成長しています。

冒頭からポスタル・サービスの曲(しかもそれをシンズがカバーしたバージョン)がかかっちゃう、インディーロックファンには嬉しい選曲。その後もCYHSY!の曲で踊ったりもします。

そんなに刺激はないけれど、大人しめの文系男子の成長が微笑ましい作品
でした。
ルネ

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