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乙女よ嘆くな/アリス・アダムスのlemmonのレビュー・感想・評価

4.0
いい邦題だなあ。

ひたすらに前を向いて、落ち込むこともあるけど、全力で今を生きているヒロインに共感。若干のイタさもあるけど(あれ?旅情のヒロインに通づる)、誰のせいにもしないヒロインが清々しい。

訳あって家が貧乏なヒロインが、なんとか工夫をしてパーティーに。家柄や気品など気にしない兄、体を壊した優し過ぎる父、そんな父を罵倒する母と、全員を愛してはいるが、それぞれに対して悩みを抱くヒロイン。それでも幸せを掴みたいと、運命の出会いと信じる彼とデートを重ねる。

ラストに向かって、ある決意からのヒロインにとっての意外な結末。もうケイトの表情が素晴らしく釘付けになった。

観れてよかった。
※30年代だと素晴らしき休日、ステージドアのほうがケイトのキャラには合っているかなあ。本作のケイトは溌剌ではなく可愛らしい!
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