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黙して契れのpukupukupuのネタバレレビュー・内容・結末

黙して契れ(2010年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

・原題はHERMANOなので兄とも弟ともとれ、どちらのキャラクターの視点で観ても相手の事を思っているようなタイトルであるように感じた。血は繋がっていなくても兄弟、家族としての関係性が二人に見られたし、家族の関係性だったり貧困や犯罪など、その国特有の色がストーリーにも映像にも出ていた。最後、弟は復讐した後で殺され兄はサッカー選手になったが、ただのハッピーエンドで終わらせなかった事でより記憶に残った。
・映像は淡い色合いで砂っぽい感じで雰囲気がある。動きに合わせるためにカメラがぶれる部分が何ヵ所かあって見づらい所があった。サッカーをするシーンはカメラの割に迫力を感じた。またスラム感が良い雰囲気を出していた。
・全体的に自然な演技で仕草や表情もリアルに感じて良かった。悪ガキも本当にいそうなほど上手くてかなりムカついたが、母親が撃たれる原因になったので後でやられたのは良かった。
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