ナユRA

香港極道/野獣刑事(デカ)のナユRAのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

若きアンディラウは森山直太朗と伊藤こずえをたして2で割ったような顔をしていて、本DVDは吹替のみの収録で声はまさかのアムロレイ。そして、そんな爽やかな彼は主人公ではなく、監督のコリーユンが主人公。初めて見ましたが、普通のおじさんと思ってしまいました。

邦題に「??」、原題を見て納得。

平警官親子とエリート警官(警部?)親子のお話。
コリーユンが何をしてもダメなスットコドッコイな人。アンディラウが対照的なイケメンエリート。
2人が同じCID(特捜部?)で悪党を追います。

コリーユンは見た目も地味ですが、スットコドッコイさも地味でリアリティのあるダメっぷり。彼の父親ウーマがあれこれ心配したり、作品全体的に緩い雰囲気です。

ですが、やはり香港映画。
アクセル、ブレーキ、方向転換が予測不能。いい意味で裏切ってくれます。人によってはそれが駄作に思うかも知れませんが、私は好きです。

飛び蹴りもかっこいいアンディラウが添え物に見えてしまうほど、コリーユンの“漢”とウーマの父親愛が熱い映画です。
(2人が作ってるわけだからそうなるかw)

ウーマの演技に思わずホロっときてしまいました。

哀愁漂うアクション作品ですが、短い時間でサクっと楽しめました。
ナユRA

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