あび子

バスケット・ケース3のあび子のネタバレレビュー・内容・結末

バスケット・ケース3(1992年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

1作目はバスケットケースに兄を入れて持ち歩く不気味さや肉欲を満たせない兄、テレパシーみたいなもので兄と繋がっていて恋すらできない弟の葛藤、分離手術の復讐劇(分離させてくれて感謝すべきだと思うが)などあって映画としてちゃんとしていた、クレイアニメーションもなんか不気味でカルト的な人気もわかる。
しかし2作目から出てきたフリークスたち、お前らふざけちゃったな!
もう造形が地球の生物じゃない、MIBに出てくる宇宙人並みにぶっ飛んだ姿をしている、途中から見た人はSF映画かと思うだろう。
笑って良いのかベリアル(兄)と同種族の雌の愛の営み、悪趣味だがこれが3作目の伏線になるとは....

そして波乱の3作目だ、Googleで調べるとトップに公開情報や出演者が表示されるのだがジャンルにはホラー/コメディと書いてある、もうこの時点でおかしい。
「呪怨」の清水崇監督はテレビ番組「怪奇大家族」を撮ってたときに「恐怖と笑いは紙一重」と言っていたが今作は流石に紙一重とは言えないぐらいに笑いに振り切れている。
相変わらずツッコミどころ満載なのだが覚えているものだけでも羅列してみよう。

・前回の使い回しベリアルの愛の営み。
・バスでお出かけ、おばさんの歌に楽器を合わせるフリークスたち、つかあんたら名前あったんか。
・ベリアル妻の出産シーン実況ふざけすぎ問題。
・というか産みすぎぃーー
・妻が出産している時に淫夢を見るベリアル、何考えとんねん。
・弟は獄中で変態女に調教されそうになる。
・ベリアルメカ化。
・変態女銃で撃たれて呆気なく死、倒れたとこにベリアル赤ちゃんいてコンボでベリアル赤ちゃんも死。

書き出してみて思う、よく3作目までみたよ...
たぶんファーストフードを食いながら観るような映画なのだがいかんせん食欲がわかないので何か片手間に観ることをお勧めする。
あび子

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