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黒子のバスケ ウインターカップ総集編 涙の先へのgmmhk532のレビュー・感想・評価

4.0
原作未読、TV版未視聴、劇場版第一弾鑑賞済

とても楽しめた。
ストーリーに関しては、前作が青峰ひとりを倒すの物語だったのに対し、今作は紫原と黄瀬とそれぞれ対戦する。
一人を倒すのと比べると、物語の密度は少し下がるが、それでも、2試合ともテンポよく進み、気持ちよかった。
回想シーンが入ってもテンポは悪くならず、良い味付けとなった。

キャラに関しては、相変わらず魅力的で、黒子は名前のとおり影の立役者として活躍し、火神は前作から少し成長し、チームプレイに努める描写が多くなったように感じる。他の味方メンバーもいい味を出していた。特に、身長のせいで存在感があったものの、イマイチパッとしなかったセンターの木吉にスポットが当たったのが個人的には嬉しかった。
対戦相手については、それぞれ全く違うタイプの能力を持ち、2試合の色を分けるのに寄与したと思う。
作中で一部のキャラのみ発揮できる"ゾーン"の安売りがされておらず、キャラのインフレが起こっていないのがまた魅力的だった。

全体を通してテンポ良く、キャラも名前通り色がはっきり分かれていて魅力的だった。
次回作は何か明らかにヤバい雰囲気を纏っていた赤い奴が相手らしく、ラスボス感半端ないので見に行くと思う。
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