EriTeraguchi

アメリカン・クライムのEriTeraguchiのネタバレレビュー・内容・結末

アメリカン・クライム(2007年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

みました(T_T)
今から感想にかいている事は私個人の感想です。
今自分がうまくいかない時、何かのせいにし、そこに原因を求め何故こうなった‼
全てあの事のせいだ‼
だからこうなったんだ‼
悪いのは私や僕じゃない‼

6人の子供を1人で育てるガートルードはある日教会の帰りに知り合った、ジェニーとシルビアを週20ドルで下宿させる事にしました。2週間目に下宿代が遅れそれに苛立った彼女はジェニーとシルビアを躾といい、せっかんを初めました。最初はオシリをムチでぶつという行為だったのですが、長女のポーラが不倫の末妊娠、シルビアにポーラはその事は秘密だよといい、相談しました。シルビアは秘密を守っていたのですが、ポーラが不倫相手に暴力を振るわれてるをみて、不倫相手に妊娠をつげやめさせようとしました。不倫相手に妊娠をばらせたと思いポーラは母親のガートルートに嘘を言いつけガートルートは怒ります、シルビアへのしつけをしなければいけない‼あの子せいで‼あの子がきたせいで‼
徐々に家族全員がしつけというな暴力をくり返すようになります‼

子供たちはみんな何かが弾けたようにママがこれはしつけだからいいんだと言ってたよ‼だからシルビアに何してもいいんだと言うようになります。。。

近所に住む友達を連れてきて地下でタバコを押しつけたり、なぐったり柱に縛りつけたりとこれは悪いことじゃない。。

この作品は人の深い所に普段は隠れてるし、決して彼女たちだから起こった事ではなく、この環境におかれ間違ってると思っても押さえられない人間の醜い部分だったのだと。。。
裁判でなんども何故こんな事をしたのか?と聞くシーンがあります。
加害者はわからないと答えます。

多分本当にわからないんだと思いました。だってあの子がアバズレだからでしょ?悪い事じゃなくてあの子を改心さす為だったんでしょ?あの子が来たせいで。。。。。

ガートルードは子供たちにもそうさせる事で私だけじゃない私だけじゃないと、家族なんだからね‼
映画の中でガートルードはなくシーンが何度もあります‼
彼女もまた可哀想な人だったのかも知れません。でもしてはいけない事をしました。また彼女の子供たちも同じです。
隣人も一緒です。
子供の様子がおかしいのに、様子を見に会いにこなかった両親も一緒です。

シルビアがこの世をさる時、彼女は両親に会い、妹を救う事を願いました。
本当の最後シルビアがこう願っていたのかわかりませんが。。。。
最後の裁判シーンでガートルードは子供たちを裏切りますが、裏切ったのか、そう思いこんだのか。。。
私はこの映画を観て後悔はしていません。胸糞が悪かったとも思いませんでした。ただ本当にあった酷い事件の映画であり、また多くの人に深く考えさせる映画だと思います。自分がもしガートルートの娘なら正しい事が出来たのかわかりません。一番偉いママに逆らい、自分も同じようにしつけされたらどうしよう。。恐い。。。となったと思います。
大人になったから今は正しい事が出来ると思いたいですが、

シルビアが幼く少女だった。。でも彼女は妹を守りたかった。聖書の言葉を信じ誰の事も悪くいわず、母親の好きだった言葉を言い1人地下で暴力に絶えた。。

エレンペイジはシルビア役を見事に演じきったと思います‼

キャサリンキーナもこの難しい役を演じている素晴らしい女優だなと思いました。
EriTeraguchi

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