このレビューはネタバレを含みます
ベトナム戦争で夫を亡くしたフランチェスカ
身重の体ながらも逢った事のない義母に逢うため夫の故郷へと向かう。
雪深い田舎町
バスと地元住民の手助けにより屋敷に辿り着くが
彼女を迎え入れた義母は冷淡で意地の悪い女だった…
ネタバレになるので
↓ 作品が気になる方は閲覧しない方がいいです。 ↓
☆ --------------------- ☆
手鏡越しの眼球と毛細血管のような木々
船酔いのように揺れ動く肖像画や壁紙
70年代の味わい深さを感じさせる赤茶色と影の色彩
優しくされた事ないの少女の表情が豊かになってゆく過程や
スリガラスを舐めるような視線とガラスの越しの恐怖
年代的なものもあり意外性はないのだけれど雰囲気はものすごく好き。