鬱屈とした学生生活。どいつもこいつもむかつくやつばかりで、ますます鬱になる。そんなひねくれものたちのブルース。
冴えない学生生活を送るナポレオン、デビーは、同じく目立たない存在のメキシコ系移民の転校生・ペドロと仲良くなる。ある日ペドロは「生徒会長選に立候補する」と言い、ナポレオンとデビーは彼を当選させるべく奔走する。
かれらの行動や言動には、自分たちの現状を打破したいきもちに行動が伴っていないが故に、おかしみが発生している。が、一番の変人はナポレオンの叔父・リコだ。いつまでも過去の後悔を引き摺りながら、自身のアメフトプレイ動画を撮影するなんて正気じゃない。それだのに立派な保護者面をするものだから、ナポレオンがむかつくのも納得だ。
有名なダンスシーンは抜群に面白いが、なんといってもエンドロール後のエピローグで一番爆笑してしまった。なんだか疲れてしまったときに、酒でも飲みながら観るのが良い、そんな作品。
