きんぼう

カンフー東方見聞録のきんぼうのレビュー・感想・評価

カンフー東方見聞録(1975年製作の映画)
4.3
カンフー映画では珍しい「元」の時代を舞台にした作品

とはいえチャン・チェ映画なので「少林寺列伝」とか「南少林寺対北少林寺」みたいな主人公と敵キャラが複数いてそれぞれが違う修行、違う必殺技を持ってる系のおはなしでした
って言ってもこの作品の方が古いのでそれ系の元祖なのかも

敵はモンゴル軍だけど騎馬隊とか一切登場しないのはご愛嬌

オープニングから敵キャラのレスラーのワン・ロンウェイ、殺人張り手のレオン・カーヤン、双剣のリュー・チャーフィーの三人組がたっぷりアクションしてくれて至福

ショウブラ映画では珍しいカーターワンも登場して大暴れ

中盤から修行がスタートするんだけど、いつもの修行とは違い、元の視察が入るので日常の作業ぽく見えるように訓練してるってのが斬新

クライマックスのタイマンも素晴らしいし、セットをぶち壊しながらの雑魚戦もかなり良かった

ヒロインの扱いとかマルコポーロの無理矢理感とかアレな所はあるけども
高クオリティのカンフー映画なので観ましょう
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