カメ

天才マックスの世界のカメのレビュー・感想・評価

天才マックスの世界(1998年製作の映画)
3.9
ウェス・アンダーソンの初期作品ということで、独特のイカした色彩とか絵のシンメトリーさなんかは近年の作品と比べて抑えめやけど、とは言えポップなオブビート具合は本作でも発揮されてる

個人的には序盤の所属クラブが羅列されていくシーンでもう心掴まれてた
行動力が凄すぎるマックスのキャラが何より良い
常にそんなマックスが中心に据えられてる物語
マックス以外のキャラもどこかひねくれてて、でも変なとこが真っ直ぐでという可愛らしさがある

オフビートの要素が強過ぎると退屈に寄ってしまうし、かと言って大衆ウケに寄せ過ぎると冷めてしまう部分もあるし
そこのちょうど良い塩梅をウェス・アンダーソンさんは分かってらっしゃるようです

ウェス作品を網羅するのには何の苦労も無さそうでこれからも楽しみ
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