これがティム・バートン版なんすね。
時代的なこともあるけど、グロテスクかつコミカルなのが面白かった。
確かに美術が凄い。特撮らしき映像もあって、かなり工夫を凝らしてると思った。
ジャック・ニコルソンのジョーカーはおっかねえなあと思って見ていた。撮影現場であの芝居を見ていたスタッフはどうだったんだろう。
腹に響く笑い声だね。長く聞いてると飽きるんだけど。長い。尺が長過ぎる気はした。初見だから楽しく見れたけど。
あとはキム・ベイシンガーですか。間違いなく良い女。全ての男が吸い付く。説得力の勝利かなと。
個人的な意見を言わせてもらえば、彼女一人の魅力で映画全体を引っ張っていた。
エロい。
というのはスタイルが良いとか露出がエグいとかそういうことではなく。ラブシーンも濃厚なのないし。
醸し出すオーラ、映像から伝わるフェロモン。日本語で言えばまさに「色気」。気、でしょうか。その空気や体温、匂いといったものを二次元の画面から放てる女優などそうそういるものではないと思います。その「気」で勝負してくるところがアッパレというか、男に惚れる感覚で惚れさせてくれました。
それなりに悲鳴あげてはいるんですが、戦場カメラマンだけあって妙に度胸があるw
お似合いなんじゃないですか?
まあ僕は最後ロマンティックにまとめてたところがそこまで好きになれなかったんですが、こういうのもありかな、くらいで見てました。点数は良い車と良い女出てきたからこのくらいで。
ジョーカーというキャラクターにガッチリ決まった設定があるわけではなく、それぞれの作り手に委ねられてるところが結構あるんだなということかわかりました。ノーラン版とは違う色が出てるし。
ただ共通してるのは衣装と美術への拘り。車の格好良さは今見ても遜色ない。どう見てもジェット機のエンジンだろwっていうあからさまな燃焼機構も良い。