りつ

フェティッシュのりつのレビュー・感想・評価

フェティッシュ(1996年製作の映画)
3.4
映画全体を覆うラテン系のリズムが心地よい。
切断された生首は果たして話すのか?
ただその疑問を解決するだけの作品で、
サスペンス要素はなくただ淡々と進んでいく。
好奇心旺盛のガブリエラ演じるアンジェラ・ジョーンズが素敵。
リズムに乗って、
被害者の血痕を辿っての殺害経緯をダンスで見せるシーンが印象的。
ボーイフレンドに録音した声を自慢げに聞かせる、ガブリエラの悪気もない表情が最高。

異常なキャラクターと異常な設定が自然に思えてくる、ブラック。コメディの秀作だった。
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