邦題からは『セブン』のパチモン臭がプンプンしていたんで、観る前からモードは切り替えていたモノの、スリラーではなくうーーん、と唸るしかないオカルトホラーです。

意味不明な悪魔（クリーチャー）が７体現れ次々と人間を餌食にしていく姿はレトロな特殊効果を前面に押し出してくるためずっこけますが、笑いを誘う演出じゃ無い分ギャップが痛々しいと言うか楽しんで突っ込めないと言うか・・。
作り手側は本気で怖がらそうとしてるんですよね。
しかし着ぐるみクリーチャーに襲われても何だかなぁ(^-^;

ちなみに内容はある意味もっとずっこけます。
キリストの死を目の当たりにしたと独白する、つまり２０００年もの間残虐的行為を行ってきた悪魔たるものが、人間との約５分の”禅問答”で改心するどんでん返しに、観ていた私は椅子ごと仰向けにひっくり返るとこでしたｗ
こおいうのを”言霊”のパワーとでも言うのでしょうか。
そんなに強力な心を揺るがす台詞は無かったはずなんですが。