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マン・オブ・スティールのaのレビュー・感想・評価

マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)
3.5
来年公開されるバットマンVSスーパーマンに向けて復習。
監督ザックスナイダー、製作クリストファーノーラン。やはり、ウォッチメン、ダークナイトに通じてヒーローではシリアスな雰囲気。DCコミックスということもあるだろうが、それにしても暗い。やけに暗くしとけば良いみたいな風潮は好かないが。
先に良いところ、悪いところを箇条書きで紹介。(少しネタバレ含む)

良ポイント
・冒頭からラストまで惜しみ無いCG、美しすぎるくらいの映像。
・スーパーマンをはじめ、登場するそれぞれのキャラ壮絶かつ壮大なパワーで現代の映像技術だからこそできるフルパワーな画面。
・スーパーマン故の葛藤、苦悩が上手く描かれており、最後の笑顔は救われる。

悪ポイント。
・中盤まではCGに釘付けになるが、ほとんどCGじゃん、、、と途中でかなり冷める。
ノーランいるなら、ダークナイトシリーズのようなCGに頼りすぎない映像も見たかった。
・登場人物が本当に強い。舞台が地球なんて軸が弱すぎる。ラストのスーパーマン対ゾッド将軍の戦いなんかアメリカの一部の都市とは言え、ぐちゃぐちゃ。あそこまで来ると流石に呆れる。目の前にいる悪を退治することと市民の命を助けること、どちらが大切かといえばもちろんどちらも取りたいが、それにしても救ってる命より亡くなってる命のほうが全っっ然多い。もう突っ込む気もしない位唖然呆然。
・上の悪ポイントの続きだが、あれほど大きな被害を出しておいて、ニコニコ顔で新聞社に就職って、、、、まさか、これに怒った市民が暴動を起こしてスーパーマンを非難する、、バットマンVSスーパーマンの伏線?

と、まぁ良いところと悪いところが完全に表裏一体で空回りしてる。いやぁー、、
箇条書きのつもりが、、マンオブスティールよ、申し訳ない。
もう、見終わった後はザックスナイダー、本当にこれでいいのか?ノーランお前はもっと出来るだろ?とふわふわ浮くような余韻。
結局はスーパーマンは善か悪か、どっちつかずな印象しか残らず。ラストと重なり余計モヤモヤ、、うーん。
キャストが良かっただけに、とても惜しい作品。
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