RestatLouis60

人生の特等席のRestatLouis60のレビュー・感想・評価

人生の特等席(2012年製作の映画)
4.5
あれ、これ監督イーストウッドじゃないんだね、勝手にそうと思い込んで観てた。作品観てて気づけないのまだまだだなぁ()
前回見たイーストウッド作品がミリオンダラーベイビーで、重すぎてショックを受けただけにすごい自分の中にスっと入ってきておもしろかった。ザ・エージェントやマネーボールもだけどスカウトマンの映画好きなんだよなぁ。決して焦点がよく当たる人物ではないのだけど、その業界を支えている、なくてはならない存在。自分自身そのような存在も憧れるなと感じる。朝からずっと野球をみてピザを食って夜はビリヤード、そりゃ苦労はするだろうが、めちゃくちゃ魅力的に感じる、、ミッキーもそう感じてたから共感出来たのかも。
そして大きな題材でもある家族愛。父は娘を気にかけているし愛してるんだけど、それを上手く表現出来ないし、自分が表現出来ない(変われない)と知っている。その頑固さ、不器用さがとても分かりやすかった。イーストウッドにとても合うなぁ。ラストの展開だってそれ可能なの?とは思ったけど全然アリだしなんならすごいスッキリした。携帯捨てるシーンなんて思わずプラダを着た悪魔のアン・ハサウェイ思い出してしまったよ、、。野球めっちゃ詳しいの良いねお父さんの事は受け入れられてなくてもとてつもなく影響受けてるのがやっぱ親子なんだなって感じられた。お互い本音を伝えられて良かった。

最後のバスで帰るか、の一言が良い意味で娘離れできたのかなぁなんて思えて、納得の終わり方。すーごいおもしろかった!頑固な老人イーストウッドが渋いね!