アメリカを代表する作家F・スコット・フィッツジェラルド原作の「The Great Gatsby」を映画化した作品。
原作も読みましたが、とても100年前の作品とは思えないくらい、時間の洗礼を受けてもなお古臭くなく光り輝いている本当の傑作だと思います。
第一次世界大戦が終わり好景気に沸く1920年代のウォール街。毎晩開かれる豪華絢爛なパーティー。一方でそうした好景気の恩恵を受けられずに石炭の燃えカスを処理する街で泥だらけで働く人々との埋めがたい貧富の差。
登場人物が生々しく人間的で鮮明に感じられたのはやはり原作の力なのかな。
機会があったらレッドフォード版も観てみたいですね。
「So we beat on, boats against the current, borne back ceaselessly into the past.
このようにして私たちは前へと進み続ける。流れに逆らうボートのように、絶え間なく過去へ押し戻されながらも」
有名な上記ラストのセリフはフィッツジェラルドの墓碑にも刻まれているそうです!