華麗なるギャツビーのToranosaurusのレビュー・感想・評価

バズ・ラーマン監督の映画なら、もっとキラキラしていいと思うのだが、本作はキラキラしていながらも、どこか暗い。いや、それは原作通りだから仕方がないと言えば仕方がないのだけど、やっぱり暗い。役者はしっかりとした演技を見せているのだが、どうも素直に好きになれるキャラが少なくて、そういう視点からは入り込めない。ただ、みんなが知っている物語を劇的な演出で見せるという手法自体は貫徹していて、登場人物ではなく、物語を見せる映画としては大変よくできていると思う。