この作品には語りべ（主人公）がいるおかげで分かり易く心地良く観られた。謎の金持ちイケメン紳士の物語。このギャッツビー氏が華麗に世の中を転がしていく、という話ではなく。彼の壮絶な人生の話である。
。一人の女性へのピュアで献身的な想いを人生の活力として成り上がってきたギャッツビー氏。それは度が過ぎる程、徹底的且つ圧倒的。そこに立ちはだかる、戦争に行っている間に他の男と結婚問題。（お決まりのそれ）
その微妙な心のすれ違い、病的なまでの純愛をディカプリオが熱演。少年のようにはにかんだり、殺人鬼の如く激しく怒ったり。貫禄の演技。圧がすごい。彼は一見スマートだが影のある役がハマる。
主人公役のスパイダーマンの彼も少々頼りなさそうな演技がすごくハマってる。
彼らに芽生えた真の友情が心にしみ入る。
