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ザ・レイドのひよこ映画垢Twitterのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・レイド(2011年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

麻薬王が支配する30階の高層ビルに強制捜査に入った20人の特殊部隊(SWAT)と、それを迎え撃つギャングとの決死の攻防を描いた作品

最初は見張りを一人ずつ消して順調に階を制覇してゆく彼等だったがミスで遂に報告されバレてしまう。バレてしまった時に重低音が響く中、麻薬王が放った「お気づきの通り今日は客人が廊下をうろついている。招いた覚えもないし歓迎するつもりもない。諸君の健康を守るため当ビルの害虫駆除に協力してほしい。貢献者には永住権を与え家賃をただにする。ゴキブリどもは六階に集まってる。くれくれも楽しむ事を忘れずにな」
真っ黒闇で沈黙の中、不気味にアナウンスがマンション内に響き渡る。
いつ強襲されるか分からない恐怖から耐えきれなくなった一人が発砲してその光で居場所がばれ一斉射撃をされるというシーンはとても最高だった❗
見張りには子供もいることに衝撃を受けたが、その情報からここら一帯の治安の悪さ及び貧困を感じることができる。

上の階を目指して突き進むシンプルなストーリーと、壮絶過ぎるアクション。最初こそは銃撃戦があるが援軍が望めず限られた銃弾で無数に襲ってくる敵と退治する🙄
全編102分あるが20分には殆ど追い込まれ30分には弾が無くナイフと拳で戦うしか無いほど極限状態に至る。高層ビル内の限定された空間で繰り広げられる本気の殺し合いや、ジメっとした小汚ない室内でのナイフと拳が生々しく、戦闘の緊張感が凄まじい。

インドネシア発の体術「シラット」で魅せる肉弾戦の連撃😧あんなのをまともにくらって無事で済むわけがない
絶対怪我した人居るんじゃないか?というほど危険なアクション‼️低予算ながらも視聴者を唖然させるクオリティ✨
殆ど休むこと無く全編戦っているんだけど緊張感が緩むこと無く一瞬たりとも飽きさせない。
最初はグロいと感じてしまうが段々とそのような違和感は消し去り爽快感さえ、覚える。

カーアクションや爆発等のアクション映画では「マッドマックス」が圧倒的に1位だが主人公が実際に戦い・肉弾戦を行うのはジャッキーチェンを上回りこの作品が1位です😎肉弾戦やナイフでの格闘術でこの映画を越えるのは無いんじゃないか?流石はハリウッドで10年に1本のアクション映画と言われただけはある驚愕する作品👀

マッドドック戦も異次元級で震えた。
今までの敵が弱く感じるほど一撃一撃が見ているだけでも分かるほど重く、二人がかりでも敵わないのは😨😨
跳び蹴りする時に後ろから片足を引っ張りあげるといったかなりな危険なアクション。そして背負い投げされて踵が天井の蛍光灯を割る時に突如変わったカメラアングル。視聴者を飽きさせない工夫が徹底的にされている👍
とどめの刺し方も何とか‥って感じが物凄く伝わる

ここまでアクションばかりを話してきたがアンディと主人公の関係性や、悪徳警官、敵か味方かなど色んな駆け引きや話の展開がある為、脚本も見事だと思う
ドストレートで分かりやすい反面、安易な作品にならないよう精密に作り上げられた伏線や、視聴者が驚くサービス精神には大満足です