落伍者

図書館戦争 革命のつばさの落伍者のレビュー・感想・評価

図書館戦争 革命のつばさ(2012年製作の映画)
3.0
広域連合として自治体が図書館税を導入している架空世界なので図書館員の非正規雇用化もツタヤに乗っ取られることもない。経費削減でガンガン本が処分されることも恐らくないので、「図書館」という言葉は我々の知るものとは全く異なるものとして考えるしかない。TVアニメシリーズの時も思ったが、物語の影響力に対する信頼が過ぎる。検閲をすり抜けて活動すれば、他がどうなろうと自分には関係ないと考える作家の存在は嫌に現実的。自主規制が存在しないのもあり得ない(TVアニメシリーズでは原作中の絵本にあり検閲を受けた「こじきのおじいさん」の一語が消え、聴覚障がい者が登場するアニメは受け入れられないとされたTV未放送話が1話存在する)。色々と粗探ししたくなる作品ではある。笠原ドロップキック最高。
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