落伍者さんの映画レビュー・感想・評価

落伍者

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怪談牡丹燈籠/怪談牡丹燈篭(1955年製作の映画)

3.5

ラスト昇天する表現というよりかは、宇宙まで2人で飛んでいくようで無駄に壮大。千代之介が萩原新三郎なのでチャンバラも有り、お得。

風流滑稽譚 仙人部落(1961年製作の映画)

3.5

結構、ド直球の下ネタ(男性器の機能としての拳銃、キノコに変身して猥褻物陳列罪)があるが、なんとなく品良く見れてしまうところが新東宝か。東映ではこうはいかないはず。冴えない男役が珍しい沼田曜一に笑い、堂>>続きを読む

侠骨一代(1967年製作の映画)

3.5

藤純子は何演じさせても笑顔で品の良い藤純子なのだが、今作の髪下ろして寝床で煙草を吸う姿は艶やかだ。高倉健が彼女に亡き母の姿を重ね、若干のマザコンプレイ。

震える舌(1980年製作の映画)

4.0

リアルエクソシスト。医師の言葉を聞くが早いか、愛娘のジュースを買いに走り、帰りに盛大に転ぶ渡瀬恒彦。

勢揃い東海道(1963年製作の映画)

3.0

北大路欣也と松方弘樹も出演しているので、右太衛門・近衛十四郎親子2組共演。

地下帝国の死刑室(1960年製作の映画)

2.5

60年に博士を誘拐して兵器開発とか古すぎるような。終盤、砂浜で背面股下からの西部劇みたいなアングル。

3.11 A Sense of Home Films(2011年製作の映画)

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3分11秒の短篇映画集。アピチャッポン・ウィーラセタクン「Monsoon」や、ビクトル・エリセ「Ana Three Minutes」目当てで観たがよく分からず。

あなたと私の合言葉 さようなら、今日は(1959年製作の映画)

3.0

小津オマージュらしいが、小津だったらもっと上手くローポジとか撮りそう。陰影が深い画面と、ラストの船上で空を見上げる若尾文子の表情は市川崑オリジナルって感じでとても良い。

ANIARA アニアーラ(2018年製作の映画)

3.5

バラード「ハイ・ライズ」の宇宙船版か、オールディス「寄港地のない船」前日譚みたいな。宇宙で迷子になり、AIに精神依存からのAIの自殺、カルト教団が誕生したり、どんどん原始的な生活に。

わるいやつら(1980年製作の映画)

3.5

片岡仁左衛門は眠狂四郎もそうだが薄情な役が似合う。後半は振り回されてコミカル。首にギプス巻いた後ろ姿から登場する緒形拳。

乾杯!女学生(1954年製作の映画)

3.0

元祖アイドル映画なんじゃない?地味(メガネ三つ編みおかっぱ)な見た目で生意気な雪村いずみが可愛い。

ひばり捕物帖 折鶴駕篭(1960年製作の映画)

3.0

山形勲の由井正雪。近衛十四郎の槍さばきが主役を食ってる。

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.0

アカデミー賞前に脚本の盗作疑惑があったが、普通に良かった。繊細そうな生徒(ドミニク・セッサ)。好きなクリスマス映画になりそう。

蛇の道(1998年製作の映画)

4.0

再見。最高の長回し。不気味な数式は高橋洋のアイデアだと知る。

金語楼の海軍大将(1959年製作の映画)

3.0

当時59歳の三等水兵役の表情だけでもっている謎映画。緩い。スケベな海軍大将に坊屋三郎。

任侠中仙道(1960年製作の映画)

3.5

「キングコング対ゴジラ」、「マジンガーz対デビルマン」の様な、清水の次郎長対国定忠治。

キラー・ナマケモノ(2023年製作の映画)

3.5

実は素早い設定なので、ナマケモノの良さは半減。スマホ操作したり車運転するのは面白いのでアリ。パペットなのも好印象。

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

3.0

おとぎ話や聖書をやりたいのだな。口伝というのが重要で、同じキャストや監督である必要が無いという商業的利点。キャラありきのシリーズモノはどうしてもアニメのリメイクみたいになるな。

任侠東海道(1958年製作の映画)

3.0

千恵蔵主演の次郎長モノ2作目。千恵蔵は戦わない。殴り込みする俳優の数が物凄い。

クレオパトラ(1970年製作の映画)

3.5

エロとエキゾチックと残酷さ。小島功の女体のラインは手塚治虫と親和性ある。

劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト(2021年製作の映画)

3.0

歌詞のまますぎる演出はどうなのか。キャラ同士の会話も茶番。闘争を煽るキリンが文字通り燃料になるのは笑った。

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.0

ロシアのウクライナ侵攻以後で意味が深まる。繰り返す歴史。ジョンソンの「足を喰われているのにワニと交渉出来るか」は、チャーチルの発言由来と知った。

いちご白書(1970年製作の映画)

3.5

脚本も撮影も編集も変で面白い。警官と州兵の体育館突入からの異様な迫力。

十七人の忍者(1963年製作の映画)

3.5

根来忍者が警備する城から連判状を盗もうとする伊賀忍者。犠牲者を出しながらじりじりと攻め込む様が非情で面白い。

SAND LAND(2023年製作の映画)

4.0

魅惑的な箱庭世界。鳥山明の存在って唯一無二だったんだなと亡くなってから思う。

任侠清水港(1957年製作の映画)

3.5

騙し討ちにあって殺される錦之助石松が中々良い。駕籠からぬっと出てくる市川右太衛門。

慟哭(1952年製作の映画)

3.0

劇作家と新人、ベテランのよくある三角関係。佐分利信が可愛くも、才能も無い新人に言い寄られる形でずるずると関係続けていく様が嫌に現実的で笑える。

(1954年製作の映画)

4.0

再見。良い奴なんだがお調子者の綱渡り芸人にくっついていっても、幸せになれそうもないのが何とも。後悔する前に見切りつけないといつまでもズルズルいくのだよなあ。