落伍者さんの映画レビュー・感想・評価

落伍者

落伍者

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ニノチカ(1939年製作の映画)

3.5

初めはソ連馬鹿にしすぎだろと思ったが、戯画化された笑いが現代では通用しないだけで見ているうちにもっと普遍的な物語をやりたいのだと理解する。身分違いの恋の変形と、時代・体制を超越する個人主義。

ハリーの災難(1955年製作の映画)

1.5

掘った埋めたギャグは面白くないが、自分にはそれしか見えなかった。

KOROSHI 殺し(2000年製作の映画)

2.5

あまり暗すぎず、深刻ぶらない丁度よい虚構。

川下さんは何度もやってくる(2014年製作の映画)

3.0

大学時代の馬鹿なノリをそのまま続けているような関係。時が経っても互いに態度が変わらず、風俗と酒に終始している。あのわざとらしい笑い方を見て、モデルがいるのではと思ったが、やはりいるらしい。

晴れた日に永遠が見える(1970年製作の映画)

3.0

昔観た気がする。イヴ・モンタンは「恋をしましょう」で歌ヘタクソな金持ち演じてたが、今作では普通に歌上手くてああ、やっぱりそうだよなと、騙されたというか、理解させられた。

ホース・ガール(2020年製作の映画)

3.0

信じるものの無い人間は狂うことすらできないのかと、絶望的な気持ちになる。

なんだかおかしな物語/ボクの人生を変えた5日間(2010年製作の映画)

1.0

中3の冬に初めて入院した時、市会議員の息子で面会も無く、毎晩抗うつ剤と眠剤山ほど飲んでたMさんに帰る家があるのは羨ましいと言われたことを思い出す。

カルメン故郷に帰る(1951年製作の映画)

2.0

典型的な設定だけ映画。青空、浅間山、野原をバックにムチムチした体つきの高峰秀子がストリップするシーンはなんだか馬鹿みたいで、牧歌的というよりは白痴や虚無と言った方が正解に近い。

雲のように風のように(1990年製作の映画)

4.0

大奥や中国女官モノもしかり、女同士の諍いや策謀が一番面白いところなのにそこはカット。原作は初めから創作らしいけど、歴史小説、時代小説問わず、何かを成そうとする人間がいかに生きようとも歴史の奔流からすれ>>続きを読む

パラノイドパーク(2007年製作の映画)

3.0

鬱屈した日常を続けるというより、全てを忘れ去るかのようなラスト。

私の好きなモノすべて(1992年製作の映画)

4.0

祖父、父、孫息子と3人とも性格捻くれていて且つ互いに上手くいかず他の家族ともコミュニケーション取れず直す気もないの、戯画化しているのではなく、人間の本質をかなりついているように思えた。笑えるし泣ける。

男はつらいよ 寅次郎子守唄(1974年製作の映画)

2.5

再見。3代目おいちゃん(下條正巳)登場。このあたりから夏は北へ、冬は南に行くのが固定化されてきたのだな。

遥か群衆を離れて(1967年製作の映画)

2.0

節操無さすぎ。ビッチじゃんと思ったが、田舎に住む美女はあんなものかもしれないと考え直す。しかし選りによって3人いる中で最初にそいつ選ぶのかよ。

イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

1.5

勝手に期待してたものと違った。でも多分皆がこう思ってる。

サーカス・オブ・ブックス(2019年製作の映画)

3.5

本屋経営する以前の経歴も只者でない夫婦。仕事はあくまでもビジネスで、家庭は比較的保守的なのも面白い。

サクらんぼの恋(2018年製作の映画)

5.0

こういう映画が観たくて生きるのが止められない。似たような作風の漫画がこの世に1作でもあれば、もう少し生きるのが楽になるのに。

米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー(2017年製作の映画)

3.5

米国占領下で抵抗運動を行い、那覇市長、衆議院議員を経て祖国復帰運動に尽力した瀬長亀次郎の生涯から見る、戦前は本土防衛の捨て石にされ、戦後は共産主義との戦いの最前線として昭和天皇によってアメリカに売り渡>>続きを読む

銀座二十四帖(1955年製作の映画)

3.0

メロドラマとしてもサスペンスとしても中途半端だけど、森繁ナレに合わせた、ロケ撮影多めの見たことない戦後銀座を見れたのでかなり満足。自衛隊法が成立したのが公開前年の54年で時事ネタだったのだな。

太陽の蓋(2016年製作の映画)

3.5

同時期に「シン・ゴジラ」が公開され、彼方が大ヒットしたのが現実を否定したい国民感情の表れだと言うつもりはないが(奇しくも神尾佑、中村ゆり、阿南健治、ドン・ジョンソンら「シン・ゴジラ」に出演していた俳優>>続きを読む

マイリトルゴート(2018年製作の映画)

3.0

本来の童話って教訓めいたものではなく、おそらく当時の社会問題を反映した理不尽で救いようのないものだよねという、最新アップデート版。

地獄の警備員(1992年製作の映画)

3.0

子供の秘密基地と廃墟、生物の体内が混然一体となったような地下の機械室がとても良い。「アサギの呪い」や「悪魔のいけにえ2」を連想する。加藤保憲というよりかはベガっぽい松重豊も良い。

レポマン(1984年製作の映画)

2.5

本当に存在するか分からないぎりぎり実在しそうな裏仕事と、その業界故に関わることになる陰謀。来るべき未来が訪れなかったことを肌感覚で知覚し、抵抗している最初(もしくは最後)の世代の話。好きになるテーマ満>>続きを読む

ドカベン(1977年製作の映画)

3.5

ぶっちゃけ地に足付いた野球漫画より、奇天烈な必殺技多用する強烈な人格キャラが荒唐無稽な行動をとる野球漫画の方が個人的に好きなので、野球部始動したあたりで終わらせたのは正解だったと思う。興行成績良ければ>>続きを読む

お嬢さん乾杯!(1949年製作の映画)

3.0

あのお嬢さんは俺なんかが似合う人ではないのだと、カーテンに絡みつく佐野周二。原節子は鼻がデカくて日本人離れしてる顔だから着物より洋服着てる方が似合う気がする。

青春夜話 Amazing Place(2017年製作の映画)

1.5

酒の勢いとはいえ、たとえ青春を取り戻したくて忌むべき過去のある校舎に忍び込み、いちゃつくことってあるのかと思ってしまった。野暮。学ラン着て、登校する現役高校生に挨拶しながらすれ違うシーンは70年代ポル>>続きを読む

つばさ(1927年製作の映画)

3.5

テーブル越しに向かい合ったカップルを一直線に並べ、その間をカメラが割って入りどんどん奥に進んでいくカットをネットでチラ見してから気になっていた映画。戦友でありライバルでもある2人の男主人公、とってつけ>>続きを読む

からくりの君(1999年製作の映画)

4.5

個人的には高谷浩利ってロボの印象強かったけど(あと眼鏡のコナン君とか、ナージャOPのクルクル回りながら引き寄せるカットとか)、藤田和日郎の描く歯茎剥き出しのキマった笑顔や絶望顔が完璧に再現されていた。>>続きを読む

約束の地(2014年製作の映画)

3.5

スタンダード・サイズの画面比率と淡い色彩が相まって印象派の絵画をずっと眺めているよう。映画ってまだ変わった表現する余地が残されているのだな。自分が知らないだけだろうけど。

男はつらいよ 私の寅さん(1973年製作の映画)

4.0

再見。一人で居たくないオーラ出しながら家族の留守中に風呂沸かしたり(そしてそれに律儀に付き合い一緒に酒飲んだり、食事作ったりして気を使うタコ社長大好き)する寅さんと、人は飯を食うためだけに生きるのでは>>続きを読む

続・飢える魂(1956年製作の映画)

3.0

世の中で僕が責任を持つという台詞以上に白々しいものがあろうか。南田洋子と轟夕起子の話別々の作品にして見たいと思ってしまった。

飢える魂(1956年製作の映画)

3.0

三橋達也もどうせろくでもない奴なんだろうなと思ったあたりで第1部完。初めから続編ありきの企画だったのだな。

お嬢ちゃん(2018年製作の映画)

5.0

ブスな女や不細工な男を主人公にしていたら、見苦しくて話にならないのだろう。作中で私みたいな弱者男性に美人の女性はブスと生涯年収が3000万も違うと戯言を言わせているので、監督は公平に、いやむしろ情け容>>続きを読む

洗骨(2018年製作の映画)

3.0

異文化紹介映画であり、地元民だけに向けた地域消費型ではない、れっきとした地域振興映画。家族ドラマとしても面白かった。

櫻の園(1990年製作の映画)

3.5

再見。やはり舞台で見たかった。白島靖代と中島ひろ子の記念写真のシーンは映画でしか出来ないけれど。

MONDAY マンデイ(1999年製作の映画)

2.5

俳優無駄遣い映画。野田秀樹や麿赤兒まで出てる。スーツ姿に眼鏡かけ、ショットガン脇に抱えてジョーカースマイルする堤真一良すぎる。

ゴンドラ(1987年製作の映画)

4.5

その筋の界隈で奥田瑛二「長い散歩」と並ぶ作品と評されているのも分からなくはないが、あれよりも好き。MVの撮影に使われそうな大岩だらけの海岸を二人で黙々と歩くシーンは異界巡りといった趣があった。尺は長く>>続きを読む

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