序盤あまりにもどこかで見たような話だったり、主人公の元映画監督が年老いてなお、過去の可能性に囚われていて憂鬱だったが、失踪した元役者の老成姿(アンソニー・クイン似)と、生前走馬灯をスクリーンで観る体験>>続きを読む
海辺の別荘に台風とサメ。仲間が噛まれて怪我したり、病人の避難に手間取ったりしてる間に建物が水没する危険。それほどトンデモでもない。
Twitterを使いこなすロボシャーク。ネット文化に対する怨嗟の声が聞こえる。
駆逐艦でのアメリカ対ロシアの銃撃戦、というかサバゲー。時々サメ。
謎のバスケ対決(V3がダンクシュートを決める)。石ノ森章太郎一家も出演。
この時代のワンカット長回しって海外アニメを見ているようでだいぶ不気味。後半の金田パートは活劇としてなら許容できる。
名刀「正宗」の作者である刀工、五郎入道正宗の幼少時代を基にした歌舞伎が原作。「おしん」みたいな。撮影が円谷英二の師、枝正義郎。
アインシュタインとの会話の内容が明らかになった瞬間、彼は単に目の前のことにしか興味がない狂気の天才科学者等では無く、原爆投下によるアメリカの加害性とその後の開発競争からの終末危機に自覚的だったことが分>>続きを読む
元祖特撮。尾上松之助が消えたり現れたり、ガマになったり。蛇、ナメクジを交えた三すくみの絵面が微笑ましい。
コンピューター導入による合理化で冷食のセールス売り上げ増、それによる人間性の喪失といった、科学万能主義に懐疑的な筋書き。
ならず者でありながら、義理人情に篤いカーク・ダグラスが仁侠。映画自体は「荒野の決闘」の方が好み。
イキってボコボコにされたりサソリに刺され、寝込んだりするマーロン・ブランド(ムチムチ)。手前に人物の顔置いて、奥行きのある画。
マキノ雅弘で片岡千恵蔵主演の「清水港」再映画化。大川橋蔵が勤王派の武士(桂小五郎のスパイ)。前半コミカル、後半シリアス仁侠。
昔見たかも。実話。虐待でなくても多重人格になるのか。ハル・ベリーの猫なで声演じ分けより精神科医(ステラン・スカルスガルド。役者一家)の地に足ついた誠実さに惹かれる。
原作だともうひと捻りあって面白いのだが、無垢なる人造人間による女性の解放という、一番やりたかったであろうテーマがぼやけるので省かれたのだろう。それでもあくまでも男性主導の女性物語という気がする(それを>>続きを読む
「世の人々は物語に明確な結末を求めすぎ、現実はもっと曖昧模糊としたまま死ぬまで猜疑心に取り憑かれるじゃないか」がコンセプトだとしたら一理ある。
グレンダイザーと敵の手に落ちたグレートマジンガーが対決。
これを絶賛する三島由紀夫のことはよく分からないが、死神ばりに周囲に死を振りまく鶴田浩二は面白い。
リベラル層の中で成功出来ず、ラップが好きでギャングスタないかにもな黒人にもなれない主人公。結局家族の話になるのも逃げのような気も。
犯行の動機が後出しなので、犯人捜しの作劇は割とどうでもよさそう。冒頭のブラックフライデー暴動と人間生きたまま丸焼きで元が取れる。
この時代老人ホームなんて無いだろうから、在宅介護が当たり前だったのだろう(同年公開作に「東京物語」、「晩春」は49年だ)。滝沢修が物分かりのいい老人なので、特にドロドロせずに終わる。
昭和40年代に田舎でハワイだフラダンスやろうという発想がすごい。ストリップと同一視されてるし。夕張に行った蒼井優の親友のその後を想う。
黒人家庭で、息子が父親を性的に虐待しているのが絶妙な匙加減。ギャグとシリアス、ホラーの塩梅は初期作から変わっていない。オチが尻すぼみなところも。