“アベンジャーズ”の一員として人類滅亡の危機を回避したは良いものの、その衝撃的過ぎる出来事を境にトニーはPTSDを発症する。
一方で、巷ではテロリスト「マンダリン」が奇怪な爆破テロを相次いで起こしていた。
まず、私はアベンジャーズを観ていない。
だからトニーがどんな痛い目にあったのかを知らないでいる。
けれど、ニョーヨークとかエイリアンって言葉を耳にするだけで過呼吸になってしまう調子だから、相当に酷い目にあったのか。
マーベルについてあまり詳しくはないけれど、きっとアベンジャーズの中で唯一ただの人間であるのは「トニー」だけなのかな。
だから、幾ら「アイアンマン」として、スーパーヒーローを務めていも、中身はどうしたって人間で、その人間らしさが本作では存分に滲み出ていたように思える。
宛ら繭に籠る幼虫のように、心を守るためパワードスーツに依存する描写もその繭を破ってくれたペッパーとのやり取りも…もう尊い。
子供らしく純粋で温かい言葉をくれるハーレーも子供のように隙あらばパワードスーツを着ようとするローズもみんな尊い。