ヒサ

アイアンマン3のヒサのレビュー・感想・評価

アイアンマン3(2013年製作の映画)
3.8
まあ色んな見方楽しみ方が出来ると思うんですよ。現実に起きた事件をモチーフにし、アメリカをアイアンスーツとトニー・スタークに投影している。これは確かに物語に奥行きを与えている。ベン・キングスレーなんて場をかっさらってしまうほど、おかしな役柄だし、ギャグも決まっている。ただやっぱり男心をくすぐるのはアイアンスーツのギミックであったり、手からビームを出したり、空を飛んだり、スーツの着脱つまり変身シーンだったりする。本作の場合、アイアンスーツというある種物語の足枷になりかねない、絶対的な存在を、あえて未完成にしたり、充電切れで動かなくしたりなど、過酷な状況に起くことで、中身のトニー・スタークに降りかかるドラマを豊かにしている。未完成のアイアンスーツとPTSDを患った主人公によるヒーロー物語は過去作と比較しても最も共感し易く、手に汗握るシリーズ最高傑作だ
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