とても一言では表せない素晴らしい映画。
映画の構成としては6つの異なる話が同時に進行するのでかなりややこしい。しかもこれらの話は全く違ったようなストーリー展開をするので、さらに物語を追うのが難しい。
しかし、これらの話に出てくる登場人物は、非常に似た考え方や信念、良心、愛情を持っており、人の内面的な観点でみると、これらの話は物凄く密接に結びついている。そして個々の物語を追うごとに徐々に繋がりが見え、映画全体を通してどのようなメッセージが込められているかが段々と分かってくる。
ここがこの映画の最も魅力的な部分だと思う。
これだけまた何度も鑑賞したいと思わせてくれる映画はなかなかない。