doradora

舟を編むのdoradoraのレビュー・感想・評価

舟を編む(2013年製作の映画)
4.3
言葉の海を渡る。辞書を作る。

言葉とは生きている。死ぬ言葉もあるけれど新しく生まれる言葉もある。それは、海で生活する生き物のよう。その海を渡るために船を作らなければならない。言葉を食べて生きる私たちは海を知らなければならない。そのための〝辞書〟という船を主人公たちは作っていた。


一冊の本を15年もかけてつくる。考えもできない長い時間、ゆっくりとじっくり作っていく。
主人公たちの人間関係は変わっていってもやり続けることは変わらなかった。
用例採集、見出しチェック、それは何度も何度も繰り返し根気のいる作業で、それを見て辞書を作った人達に頭が下がった。
doradora

doradora