あまり期待せずに見たらとんでもなくはまった映画でした。
原作は未読です。
まず松田龍平が適役すぎます。
そして松田龍平演じる馬締の日本語がとても綺麗。
ゆっくりゆっくり、馬締やその周りの人と同じ時間を過ごしていく、そんな印象の映画でした。
ずば抜けて面白いとかではなく、地味にずっと面白い、見ていられる。
馬締の性格だからこそ、みんながいてくれるからこそ…そんな支え合いがずっと感じられる、安心感がある映画です。
言葉ってすごいなぁと、綺麗だなぁと思いました。
最初あたりに、馬締が海に広がる言葉の数々を慌てて拾い集めるシーンがすごく好きです。
その後に溺れるのも。
それくらい馬締にとって「言葉」は意味のあるものなんだな、と思います。
日頃の言葉使い、見直そうかな。