2022年/6作目
田舎にあるさびれた町。無気力な女性。
何故かコッペパンと牛乳を求めてやってくる客。いつも片道しか案内しないバスの運転手。
近くにある崖が自殺の名所になっていて、みんな死ぬ前にはこの店に立ち寄ってコッペパンと牛乳を食べてから死ぬ。
だからこんなにもこの女性は無気力だったのか。
でも最後に顔見知りの男性を引き留めたり、前も来た女の子をバスで帰らせたりというところでこの女性の人生は少し前に進んだんだと思う。
ただ、中身がシンプル故に波も特に無いので1時間半以上時間があるのは苦痛だった‥
「何も無いところ」の上終でただ過ぎて行く時間、という風に置き換えるなら何物にも変え難い絶望は感じたけども。