ちいこ

伴奏者のちいこのレビュー・感想・評価

伴奏者(1992年製作の映画)
4.1
世界は私のわきを過ぎる
他人の運命は変えても私だけは置き去り

住む場所が変わっても雇い主の主人が亡くなっても戦争が終わっても、何も失ってない。何も得ていない。
ラストの表情が哀しい。伴奏者でしかなかった彼女が自分の人生を歩むのは、きっとこれから。

音楽と歌声が本当に素晴らしくて、この映画をより格調高いものにしている。
ちいこ

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