ジョンドウ

サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへのジョンドウのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

素晴らしい。

キアヌ・リーヴスが数々の有名映画監督にフィルムとデジタルについてインタビューするドキュメンタリー映画。
物語は勿論、映画を映像体験として観るのが好きな人に観て頂きたい。
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まず出演者が非常に豪華である。

数々の有名映画監督がフィルムとデジタルの考え方、主張についてインタビューを受ける。勿論の事、映画監督によって意見は分かれる。
この作品が面白いと感じたのは、フィルムとデジタルの考え方、主張を聞くとその監督の人物、性格が分かるのだ。そして、それはその監督の映画の特徴とも繋がっている。
これの作品はインタビューを受ける映画監督の作品の理解の助けになりうるのだ。

デジタル技術が進歩し、映画制作の過程、表現の広がり、演出が変わった、と映画制作者たちは言う。
映像というのは科学技術の結晶であり、双方は密接な関係にあると改めて理解した。

デジタルで映像が作られるようになったのは意外と最近、画質が上がったのも最近であるという事に驚いた。まだまだ勉強不足である。

普段、映像で自己を表現する映画監督が、インタビューに答える事による言葉での考え方、主張というのは貴重な事であり、その点についてもこの映画の価値を感じる。