サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへの作品情報・感想・評価

「サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ」に投稿された感想・評価

yuukite

yuukiteの感想・評価

3.5
以前Blu-rayで。フィルムからデジタルに移り変わる時期を体験したキアヌリーブスが様々な監督と対談。アナログとデジタルにおける映画製作についてのトーク。本作でもやはり「スターウォーズ」前後にアメリカ映画の変革期が来てたことが垣間見れた。
くりふ

くりふの感想・評価

3.5
【キアヌ、観客も見ようよ。】

主に90年代から本格化した映画のデジタイズ史を、制作技術面から振り返る。そこから映画とは何ぞや?という問いにまで踏み込めば面白かったけれど、成程、という学びレベルで留まった。

映画制作の全行程知悉を目指すキアヌ・リーブスが、本作の監督と意気投合したのがきっかけとのことで、その意味からは納得の仕上がりでした。作り手による「内視」だけでまとめているんですね。

意図はわかりますが、商業映画は観客の心に投影する場がゴールのはず。映画をデジタイズすることが、観客には具体的にどんな影響を与えるのか、ひとつでいいから事例を挙げるなどして、検証して欲しかったですね。

それと絡みますが、この題材なら映画館についても語らないと歪だと思う。パンフでは少し触れていましたが、地方や、小さい映画館への大きな負担、デジタル上映の設備投資についてはまだまだ、問題残っていますよね。その実情にもきちんと触れて欲しかった。勿論、感情論に陥ることなしに。最近、スマホで映画見てる人もいるしー、だけじゃちょっと、軽いなあ。

また、構成としては、これなら章立てした方が見易く、強くなったと思う。大きな流れはわかるけど、タイトルの「両立」というより「雑魚寝」に近くて、要点が明確化せぬまま、なんとなく流れちゃっているような全体像でした。

と、気になる点は多々ありつつも、点描として面白い点も、多々ありました。これだけ著名監督の顔出しコメントを引き出せたのは、キアヌ力でしょうね。各人の言い分と、作品内容とがきちんと呼応しているのは流石だと思った。

リンチ面白い(笑)。でもデジタルを紙と鉛筆に言い換え、名言咲かしてます。

強烈だったラナ・ウォシャウスキーにはごめん、少しツッコミたくなった。デジタイズ素材保管の難儀さに「人生には失うこともあるし」て言うけど、転換後の語る姿を、初めて大画面で見たせいか、別の意味に聞こえちゃって。

ルーカス帝国総統には、絨毯爆撃で映画館を総てデジタイズすべきだ、みたいな勢いを感じたけど、やっぱりこの人、好きになれないなあ(笑)。

確か撮影監督だったか、名前は忘れましたが、誰でも気軽に映画が作れ、量産される現況について「審美眼を養う場がなくなる」と危惧していたのが、一番、心に残りました。確かに、富すれば鈍するって、あると思います。

あとラナコメントに絡みますが、フィルムよりむしろデジタル素材の方が、保管に課題が多い、という倒錯的な現況について、改めて学べました。確かにハードディスクに保存しても、ハードはすぐ劣化しますからね…。

そして、データ形式はどんどん新しいものが出てくるから、古いデータは時間が経つと、再生が難しくなってゆくという厄介ぐあい。フィルムにも映写機が必要ですが、フィルムの規格は100年変化ないし、信号ではなくモノだから、データより確実に再生可能というワケですね。

でも、解決策は練ってると思うんだけど、そこまで見せてほしかったな。制作の都合上はフィルムとデジタル、どちらかに絞られるかはまだまだ、結論は出ないからサイド・バイ・サイド、と題しているわけですが、繰り返しますが、作り手は観客の視点を忘れないで欲しい、と思います。映画は、最後は観客のもので、作り手だって、昔は観客だったわけだしね。

そんな意味で、映画館の歴史についての、あたらしい映画もみたいですね。既に作られていて、日本では未公開なだけかもしれませんが。

<2013.1.28記>
suama

suamaの感想・評価

3.6
フィルムの存在があってのデジタル
フィルムは一発一発がデジタルに比べると緊張感があり、もう何一苦労もあった。
一つ一つ手間をかけて丁寧に心を込めて。そんな作品制作の形に良くないものなどないと思わさせられる。
デジタルの今、フィルムでは撮れなかった、或いは撮るのが難しかったことが普通にできてしまう時代。そんな移りゆく時代のなかで変化してゆく技術には、フィルムがあったからこそのものが必ずある。
とても深い中身、映画好きなら観るべき!まじ熱いから!
キアヌが豪華な映画人にインタビューしながら、フィルムからデジタルになった今、作り手が何を思うのかを紐解く非常に豪華なドキュメンタリー
REI

REIの感想・評価

3.7
映画におけるフィルム撮影、デジタル撮影における歴史と進化をキアヌ・リーブスと一緒に学んでいくドキュメンタリー映画。映画好きなら必見。フィルム撮影は大変だなぁ…
r

rの感想・評価

3.6
フィルムの存在があってのデジタル
フィルムは一発一発がデジタルに比べると緊張感があり、もう何一苦労もあった。
一つ一つ手間をかけて丁寧に心を込めて。そんな作品制作の形に良くないものなどないと思わさせられる。
デジタルの今、フィルムでは撮れなかった、或いは撮るのが難しかったことが普通にできてしまう時代。そんな移りゆく時代のなかで変化してゆく技術には、フィルムがあったからこそのものが必ずある。
とても深い中身、映画好きなら観るべき!まじ熱いから!
キアヌが豪華な映画人にインタビューしながら、フィルムからデジタルになった今、作り手が何を思うのかを紐解く非常に豪華なドキュメンタリー
yuna

yunaの感想・評価

4.0
俳優、衣装、セットといった、映画の中で可視化されているもの以外にも、どれほど多くの役割があり、どれほどの製作者らの思いがひとつの作品に詰まっているのかを感じられた。豪華な監督陣や映画人の考えを参考に、これからの映画について考えられる一本でした。
フィルムからデジタルへの移行のおかげで、カメラは軽くなり、製作費用も安くなり、誰でも映画を作れる時代になった。だけど広がりすぎた可能性は映画を終わりに導かないだろうか。

B級映画ほど、最新技術であるストリーミングサービス上でだけ観られて(そもそも劇場公開がないか、あっても配信でいいやとなるから)、CGをバンバン使った大作映画の方が昔からの鑑賞方法(映画館)で観られてるのは不思議な感じがする。このまま映画館がつぶれたら困るのは大型ハリウッド映画の方なのでは…?

ヘイズ・コードもしかりだけど、アナログ技術しか使えないという制約があった頃の方が、必死に考えて映画が作られていたし、工夫が凝らされていたのは事実かもしれない。実際TENETでもCG使わずあれだけのことができていたわけだし…まあノーランほど業績のある人じゃないとあんなに予算は下りないんだろうけど💦

最後の方に誰かが言っていたように、紙とペンがあればだれでも文学を生み出せるかというとそうじゃない。本として売れるには出版社に認められ、数を売らなきゃいけない。映画でも劇場公開されるにはそれに見合うものでなきゃいけないけど、鑑賞の場が広がったことで、ミニシアターや配信でなら上映できる、という作品が増えているのも事実だよなあ。そう考えるとデジタルの普及はインディペンデント映画にとって希望なのかも。

色々書きましたが、授業でコメントを書かないといけないのに字幕なししか配信されず、内容はどこまで理解できているか不明です…
とりあえず大好きノーランが出てくるたびに嬉しくなりました。(でもほとんど何言ってるかわからんかった、CGのことhorrable chemical crap言うてたのはわかった笑。そう考えると字幕制作者の方の存在も本当にありがたい…)
【♪カメラ別✩⃛映画年表を見てるよう♪】

カメラの品番?ごとに作品が次々に登場するの面白い!
沢山の監督も登場するのも楽しい。
特にクリストファー・ノーランがクッキーに例えてデジタルを論じる所はユニーク。
フィルム☞デジタル☞3D☞ネット配信…
方法や場所が変わってもフィルムは死んでいないというロマン。

2016.07.10GYAO無料配信
いち麦

いち麦の感想・評価

3.0
案内役のキアヌは勿論、著名な映画監督の思いに沢山触れられただけでも大満足。普段からデジタル技術の進歩で夢を観させてもらってるからね。SF好きには懐かしくて堪らないシーンも沢山。
デジタル化に向けてルーカスがどれだけ尽力したか改めて見直した。ウォシャウスキー姉弟…性転換後のラナは初めて。撮影から上映までの工程や、デジタルの決定的な弱点とか興味深い。
ShotaOkubo

ShotaOkuboの感想・評価

5.0
映画的な教養の深まる1本です。

フィルムかデジタルか、どうしたって決着の付け切れない議論が映画監督たちの口から語られるため、より豊かな映画鑑賞の助けになると思います。 

馴染みの映画館でも35mmフィルムの上映があるので、しっかりと味わってきたいと思います。

何度でも繰り返し観続けたい1本です。
るみ

るみの感想・評価

3.6
・フィルムかデジタルかなんて考えたことなかったや、観た後だと、どっちなのかなーとか気になる
・皆んなこだわって選んでてかっこいいし、ちゃんと芯があるんだなー
・表現したいものとか、色彩とか、撮るときの一回の長さとか、こんな違うんやーって思った
・色んな監督出てきておもろしい
・知識として面白かった、めちゃフィルムに全振りなノーランなんか愛くるしい
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