サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへの作品情報・感想・評価

サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ2012年製作の映画)

SIDE BY SIDE

上映日:2012年12月22日

製作国:

上映時間:99分

3.7

「サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ」に投稿された感想・評価

gasoline

gasolineの感想・評価

4.4
キアヌは髭を剃った方がいい。
"フィルムかデジタルか”の問いについて
この映画が割と積極的にネット配信されている事が
答えを表していると思うのだが、
光の明暗の強い場面で絵をどう写したいか
夜の空の色をどういう色合いに映したいか
デジタルなら頑張れば3Dにも出来るし色の調整の幅も広い。
監督にとっての表現のための手法としてどちらが優れているかは、
監督が何を表現したいかによるのかもしれないと思った。
どちらかに偏るのではなく、どちらもやっている監督は、
両方の強み弱みを知ってるので、
表現に対する強い創造力を持ってる気がする。

映像表現という意味で自分は映画をまだ十分見れていないと思った。
もっと製作者の気持ちを想像して映画を観れるようになりたい。

このレビューはネタバレを含みます

 普通に映画ファンとして、レンズからフィルムへ光が入ると薬品がどう反応してフィルムに映像が焼きつく。とかデジタルだとマイクロチップが入っていて……。などカメラの仕組みから、フィルムのメリットデメリット、デジタルのメリットデメリットをわかりやすく説明してくれて面白かったです。

 ほとんどの監督たちがデジタル急進派、デジタルでもいいんじゃない?派で。クリストファー・ノーラン監督とノーラン組の撮監ぐらいがフィルム派なのが驚きました。もうデジタルになるんだなとわかる内容でした。

 フィルムだと撮影監督の経験や技術が大きなウェイトを占めて、翌日のラッシュまでどんな風に映っていたのかがわからない。それが良いという監督もいれば、ロバート・ロドリゲス監督なんかは「それが嫌だから、オレが全部やるんだ」と言う人もいる。

 フィルムは1回10分しか回せないから、その緊張感が映画の現場で良いという監督もいれば。デジタルだと40分長回しができて便利と言う人もいる。ロバート・ダウニーJrが休憩のないデジタルの現場に嫌気がさしているのが笑えました。

 またカメラの歴史の説明があったりして勉強になりました。ソニーの創始者が出てきたのは日本人としてちょい嬉しかったです。

 後は、アーカイブの問題で「フィルムは100年持つんじゃね?」とマーティン・スコセッシ監督が言えばジョージ・ルーカス監督は「確かにデジタルは今は保存に弱いけど、いつかできるよ。だってまだデジタルは出来たばかりだから」と人間は発明すると希望を持って語ったり。

 デジタルカメラの普及のおかげで、映画製作が一部の人から学生さんとかが簡単に制作できるメリットを語る人もいれば。簡単に映画がつくれるのは、ほとんど悪い場合が多いと語る人もいる。
 
 更にデジタル配信で、スマホで映画を見る若い編集者もいれば。ベテランの人たちは「映画は劇場のでかいスクリーン、音響で見ないと」という人もいて。

 いろんな問題、いろんな考えがあって、果たして映画はこれからどうなっていくのか。そして巨匠たちがどんな考えを持っているのかを知ることができて面白い映画でした。
フィルムの重要性は保存以外全く語られていない。でも、デジタル化の歴史がよくわかる。フィルムは消える。この作品は明らかにそう語っている。
みどり

みどりの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

嫌いじゃないザ・ビーチをダニーボイル本人にディスられるという体験
kei

keiの感想・評価

3.6
有名監督ばっかりである意味で超豪華キャスト。面白いけど、ちょっと長くて飽きてしまった。
とにかく出てくる映画監督のメンツが濃すぎて、びっくりした。映画の歴史に関して凄く深いテーマで話をしてるのだと思うが、あまり理解できなかったというのが実際のところなので、今後映画を観続けて行く上で、定期的に見返して理解を深めていきたいと思った。
銀塩フィルムの成分から、ハロゲン反応による感光の原理まで説明してくれて、そして生まれるフィルムの映像は、だから荒い粒子のニュアンスがあって面白いんだ、ということまで最初に説明してくれるので、知識不足はそれほど心配せずに見られる。

監督、カメラマン、カラリスト、俳優など何十人ものインタビューで構成された「現代のデジタルシネマについて」のドキュメンタリー。途中から疲れてくるほど情報量が多くて見応えアリ。
雑誌でいうところの“完全保存版”といっても過言ではないくらい資料映像の数もすごいし、あらゆる職種の人が多角的に話していて面白い。

90年代後半、sonyが一般ユーザーを視野に入れたハンディカムを発売し、同時期のドグマ95らへんの前衛達が遊び感覚で使い始め、その映像にサンダンスらへんの人たちは食いついたけど、大御所監督たちは否定的で様子見する中、sonyがHDまで解像度を上げ、いよいよルーカスがSWep2('02)で実験的かつ大々的に完全デジタル化に踏み切り、むちゃくちゃ叩かれた、けども、、っていう歴史の流れは興味深かった。

フィルムからデジタルの時代へ移行するのは、撮影から、ラッシュ、編集、視覚効果、カラー補正、完パケ、配給、映写まで、全ての工程においてメリットがあり、何より大事な「時間」と「お金」の使い方がまるで変わってくるのだから当然の流れ。
だがしかし、フィルム撮影の機会はまだ無くならず、その質感にこだわる物好きがまだまだ存在する。

タイトルの“サイド・バイ・サイド”は、[並んで・助け合って・協力して]などの意味があるが、ここでは[見比べる]という意味でも使われている。
フィルムとデジタルの両方を見比べられる移行期の現代で映画が観られることを今とても幸せに思う。
これを観ると言うことはある程度、今映画業界でどういう事が起きているのか大枠は分かっていると思う。
しかし、フィルムとデジタルがどう違うのか、なぜフィルムにこだわる人がいるのか、デジタルがどういう意味で革新的なのか、そこまで詳しくは分かっていない人も多いはず。
本作は、フィルム現像のシステムからデジタルの進化の過程までキッチリ説明してくれ、非常に面白い。勉強になりました。
ヒョー

ヒョーの感想・評価

3.5
デジタル化が進みフィルムが消えつつある映画界の遍歴をキアヌ・リーブスが様々な関係者に話を聞くドキュメンタリー。

この作品はたくさんの映画監督がインタビューに答えていました。
そこでふと思ったのはどの監督の作品を一番レビューしているのかという疑問。
前に一番レビューしている男性俳優を調査した事があるんですが自分でも予想外な結果になりとても興味深いデータが取れました。
今回は監督(海外)部門を調べたいと思います。
まぁ年の瀬だしね(関係ねー)

監督名 作品数に合わせて今回は平均スコア、そして個人的ベスト作品も出してみました。


1位 スティーブン・スピルバーグ 17作品
平均スコア3.76
(インディー・ジョーンズ/魔宮の伝説)

2位 クリント・イーストウッド 12作品
平均スコア3.95
(グラン・トリノ)

3位 サム・ライミ 10作品
平均スコア3.92
(スパイダーマン2)

3位 リドリー・スコット 10作品
平均スコア4.08
(テルマ&ルイーズ)

4位 ジョージ・ミラー 9作品
平均スコア3.92
(マッド・マックス 怒りのデス・ロード)

4位 デヴィッド・フィンチャー 9作品
平均スコア4.56
(ファイト・クラブ)

5位 ウディ・アレン 8作品
平均スコア3.48
(マンハッタン殺人ミステリー)

5位 クエンティン・タランティーノ 8作品
平均スコア4.47
(デス・プルーフinグラインドハウス)

5位 マーティン・スコセッシ 8作品
平均スコア3.83
(ウルフ・オブ・ウォールストリート)


以上がベスト5ですね。
予想通りスピルバーグが1位になりました。
まぁキャリアが長いからな。
イーストウッドも作品数多いから納得です。
サム・ライミとジョージ・ミラーは一時期集中して観ていたのでレビュー数が多くなっていますね。
ウディ・アレンは予想通り3.5前後のスコアだった。
ウディ・アレンは3.5の映画を撮らせたら世界一の監督なんでこれでいいんですw
残りの監督は好みの監督達なんで上位も納得!

その他にもせっかく調べたんで今回はベスト10まで紹介させてもらいます。

6位 ローランド・エメリッヒ 7作品
平均スコア2.65
(ホワイトハウス・ダウン)

6位 フランシス・フォード・コッポラ 7本
平均スコア4.14
(ゴットファザー PARTⅡ)

7位 スタンリー・キューブリック 6作品
平均スコア4.08
(時計仕掛けのオレンジ)

7位 ジェームズ・キャメロン 6作品
平均スコア4.25
(ターミネーター T1)

7位 リチャード・リンクレイター 6作品
平均スコア4.28
(スクール・オブ・ロック)

8位 ピーター・バーグ 5作品
平均スコア3.74
(バトルシップ)

8位 ジョージ・ルーカス 5作品
平均スコア4.02
(スター・ウォーズ/新たなる希望)

8位 クリストファー・ノーラン 5作品
平均スコア3.51
(インターステラー)

8位 ブライアン・デ・パルマ 5作品
平均スコア3.82
(ミッドナイト・クロス)

8位 J.J.エイブラムス 5本
平均スコア3.82
(スター・ウォーズ/フォースの覚醒)

8位 スティーブン・ソダーバーグ 5作品
平均スコア3.58
(オーシャンズ11)

9位 マシュー・ヴォーン 4作品
平均スコア4.52
(キック・アス)

9位 ガイ・リッチー 4作品
平均スコア3.67
(ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ)

10位 ジェームズ・ガン 3作品
平均スコア4.86
(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー)

10位の3作品はその他多数。

以上がベスト10になります。
ふう〜時間が掛かったw
たぶん抜けてる監督は結構いそうですが、現時点で思いついた感じではこんな結果でした。

なるほど!意外と新旧様々なタイプの監督を観ていますね。
メジャー監督作品が多いのも特徴かも。
役者より監督の名前で映画を選ぶ事が多いですからね。
意外だったのはエメリッヒ。
平均スコアの低さでも分かるようになんだかんだ文句を言いつつ観ている監督なんでしょうw

この結果を見てまだまだメジャー女性監督は少ないんだなと感じますね。
やっぱ映画監督っていまだに男社会が根付いているのだろうか?
超メジャータイトルに女性監督が抜擢とかあまり聞かないしね。

最後は平均スコアベスト5とワーストスコアベスト1を発表して終わりにしましょう。

1位 ジェームズ・ガン 4.86
2位 デヴィッド・フィンチャー 4.56
3位 マシュー・ヴォーン 4.53
4位 クエンティン・タランティーノ 4.47
5位 リチャード・リンクレイター 4.28

となりました🙌
まぁ作品数が少ない監督は有利だけどね。
でも自分的には納得のランキング!
好きな監督ばかりです。

そしてワースト1位は
ローランド・エメリッヒ 2.65でした💀
予想通りwこれも納得!

ドキュメンタリーの感想も簡単に。
フィルムでもデジタルでもどっちでもええ。
面白けりゃいいんだよ!
Hayaki

Hayakiの感想・評価

3.5
フィルムとデジタルに対する製作者の考えがそれぞれ全然違って興味深い
デジタル撮影のおかげで誰にでも制作の門戸が開かれたのは素晴らしい事だけど、そのせいで作品が溢れて、人々の審美眼が育たなくなったって言うのは当たっていると思う
デヴィットリンチとグレタガーウィグの話し方
>|