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ムーンライズ・キングダムのmemoのレビュー・感想・評価

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)
4.9
両親が他界し里親に捨てられ、ボーイスカウトでは変人だと除け者にされている12歳の男の子の話を、決してシリアスに湿っぽく描かず、コミカルに仕上げている所が好き。
監督の持ち味である、独特でいて、とこで止めてもバッチリ決まる構図と色彩に夢中になる。
大人が思っているよりも子供は多くの事に気付いて、感知しているんだなと改めて思った。
子供を守ろうとする時の大人たちの温かさ、情けなさ、人間臭さ、心に秘めた熱さを感じさせてくれた、ブルース・ウィリスとエドワード・ノートンの配役、この人以外考えられないと思うくらいに素晴らしかった!
物語の最後に、警部とお揃いの制服を着て同じパトカーに乗り帰っていくサムの小さな姿が愛しい。
所々ツイン・ピークスを感じさせる要素があった。→隊長が日記をレコーダーで録音するのはcooperだし、インディアンの格好をした子が出て来たり、赤い服を着たおじいさんはDr.Jacobyっぽい。
子役時代のルーカス・ヘッジズが可愛い。
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