Kom

フライトのKomのレビュー・感想・評価

フライト(2012年製作の映画)
4.0
一見パッケージを見る限り飛行機関連の心温まる作品なのかと思ってしまうが、それとは反対で登場人物全員が心に傷を負っている、航空機事故を軸に展開するサスペンス映画でした。ロバート・ゼメキス監督とデンゼル・ワシントンが組んだというのもこの作品の推しどころ。航空機の機長を務める主人公は重度のアルコール中毒でコカインも服用してフライトする。そして航空機事故を起こしてしまう。尋問を受けるシーンでの主人公の心の揺らぎはこの作品の一番の見所だと思います。一番印象的だったのは、自分はアル中ではない!もうお酒はやめた!そう周りに嘘をついていたが、もう嘘をつかずに済み、彼は刑務所で過ごしていくシーンで、「刑務所にいながら僕は自由になった」と語ったシーンはなんともいえない感情がこみ上げてきます。
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