ばりう

フライトのばりうのレビュー・感想・評価

フライト(2012年製作の映画)
4.1
航空機という方舟は象徴として、人生の舵取りをそれぞれの人達がどう世界を築き上げていくのか、すべては人間が作り出した麻薬酒のような必要悪な誘惑、そして一方でどうしようもない不可抗力という神が創る運命の対比が、非常に意図的に効果的にキリストを多用していた。そして何よりも依存症といういわゆる「否認の病」を巧妙に描いていた。人は嘘という罪を認め告白し懺悔することができるのか神に誓って、、、なかなかに深い作品だった…やめたいけどやめれない程度の差はあれ、誰しもが陥る葛藤はまさに人間のサガとして共感できるのでは