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ふがいない僕は空を見たのaymyamyaのレビュー・感想・評価

ふがいない僕は空を見た(2012年製作の映画)
3.3

もう一度観たい、
けど、もう一度観るには長い、
でも、スッキリしないから、やっぱりまた観たい、、
断片的にもう一度観たいシーンが想起されて、やっぱりもう一度観たくなる。
観るたびに新たな感想が出てきそうな予感。

「性」と「生」に纏わる群像劇、と言うのでしょうか。
恋愛映画と思って観たら、違いました。
「性」の描写は尺においては相対的に長く感じられたものの、他の「貧困」「不妊」「介護」「いじめ」「シングルマザー」などのテーマもどしどし盛り込まれていて、それぞれの登場人物がしっかりずっしり印象を残していて、よくぞ1本にまとめきったなあと。そりゃあ140分間て長尺にもなる。
でも、「長さ」よりも、「重たさ」にやられました。心の受け皿が準備できていなかった、、

誰しもみんな、それぞれの関係性や役割の中で縛られて、もがいて苦しみながら生きているけれども、
みんながみんな、たった一つの命。

基本的にはサバッとしていた母の、
「そこに居てね」という台詞がずしっと残る。

福田 がいちばん魅力的だったなあ、しあわせになってほしい。

2015.10.18 レンタルDVD
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