ふがいない僕は空を見たの作品情報・感想・評価・動画配信

「ふがいない僕は空を見た」に投稿された感想・評価

Nioto

Niotoの感想・評価

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本編にそんなに関係無いとこから言及してマジで申し訳ないんですが、マンションの玄関ドアってマンションの物だからそこに落書きしたら落書きした人間がペナルティ受けるってマンションの住人知らねぇのかなって思いました……。
映画で嫌がらせの描写として落書きって多用されるけど、実際もっと陰湿で分かりづらい嫌がらせが多いと思うので、観てると「ありえねぇだろ笑」って気持ちになりますね……。
他にも地獄の住人みたいな人間が数人出てきて何回「はぁ?(半ギレ)」と突っ込んだかわからんです
孫脅迫義母ムーブはまだ「ハイハイ、クソ義母首絞めんぞ」ってなりましたけど、吉田羊の旦那と搬送先の看護師マジで意味わからねぇムーブしてて草生えました。
吉田羊の旦那マジで自分が嫁とちゃんと話し合えてないの棚に上げて責任転嫁してきてたんで、ひろゆきの「なんだろう…責任転嫁するのやめてもらっていいですか」カード切り出したくなっちゃった。

なんか「ありえねぇだろ笑」っていう部分の印象が強すぎて、あんまり良いところの印象が残らなかったですね。あと窪田正孝が画像ばらまくのは分かるんですけど、窪田正孝のバイト仲間がばらまく理由が分からなかったです。個人的な恨みがあるようにも見えなかったし。窪田正孝の演技は凄い良かったし、助産師のみっちゃんはキャラクターとして好きでした。
悲しい、負のループ。不倫→不妊→母親は助産師。逃げては通れない現実。
各々に抱える苦悩、それでも生きる…
主演 永山絢斗、田畑智子、窪田正孝

タクミは高校生。
義母から孫を催促され、不妊治療の辛さから逃れたいサトミ。
サトミはコスプレであんずになり、タクミを理想のムラマサにする。
お金で繋がる2人。だけどタクミはサトミに恋している。
やがて2人の絡みの動画が拡散、コピーされた画像はタクミの学校でばらまかれる。

コンビニと新聞配達をして生活費を稼ぐフクダ。母親から認知症の義母を押し付けられ更に生活は困窮する。

登場人物すべてが苦悩を抱える。
各々の立場で苦しむ。
それでも日々生きてさえいれば、きっと抜け道が見付かる。
タクミの母親役の原田美枝子が、息子の困難な状況にも全く動じず、「 子供のくせに… 」と凄く強く逞しい。
観ていて安心できるシーンだ。
【バカな恋愛をしたことない人なんて、この世にいるんですかね】

*邦画人間ドラマベスト一位の作品なので、いつもより長めになります。ベストムービー更新*

邦画ナンバーワン。私の中で本作を超えられる作品はなかなか出てこないと思う。勿論、個人的な趣味嗜好なんですが。テーマがとてもわかりやすい。"性と生""貧困""人が生まれてくること"監督は安定した作品をコンスタントに撮られてるタナダユキ監督。代表作になるべくものがR-18によって余計なイメージがついてしまってるのが残念であります(つまり知名度が低い)

ということで、サブスクやWOWOW等ではR-15版が主流だということが、ちょっと残念。多分それでも十分伝わるテーマなんですけれど。

R-18には理由があって。第8回[女による女のためのR-18文学賞]大賞受賞作「ミクマリ」が映像化されているからです。それが収録されているのが同タイトル『ふがいない僕は空を見た』著者は先日直木賞を受賞されて注目の窪美澄さん(エキストラを機にツイッターでやりとりしたことがあります)

ということでそう、私が出演しています。ネタバレに詳細書いときますので、ざっくり同人誌即売会とだけ。そこはスコアあまり関係ないですね。経験なくても満点です。エンドロールで名前を探してみてください。

内容についてなんですが、かなり原作に忠実なんですね。もしかして見られた方はいろんな方向に話がいく群像劇と思われたと思いますが、短編集でそれぞれの主人公を「ミクマリ」の主人公の高校生(永山絢斗くん)とクロスさせると…大変。本作はかなり自然ですし、これ以上削ぐこともできないと思われます。

R-18のテーマに触れるとなると"性"つまり不倫に触れることになるのですが…(田畑智子さんの話)セックスの本質の話です。私が常々感じてることが描かれてる。窪先生の原作が好きなのは、滑稽さが上手く描かれているんですね。さらに、妊娠・出産のコラムとかを経験されてるとのことで、原作で映画で描かれている"生"の部分は、リアル過ぎるぐらいです。流石、タナダ監督。本当に出産したシーンを上手く繋ぎ合わせています。実はあまり語りたくない部分ですね…あ、ネタバレになるからって意味です。何気に吉田羊さんがチョイ役で紛れてます。これまた偶然。原田美枝子さん演じる主人公の母親はシングルマザー…

ここまで"性と生"が上手く繋がる作品、他にあったら教えて欲しいレベルでスゴくいいです。刺激的かつ、温かい。

"貧困"について。こちらはどうしてその環境に置かれているか、なんですね。高校生を演じていた窪田正孝くんがとにかくよくて。ドア越しの演技とか、何度観ても辛い…なんでこんな思いをさせてるんだと、母親になってから3度目に観てもまだ思います。これは永遠のテーマです、子育ての。そこに"生まれてくることについて"もクロスしてます。

…とにかく見どころが多すぎるんです。贅沢な作品。長男が生まれた年に公開というタイミングも素晴らしく、確かに初回は補正が入っていたかも。もう3回目なので冷静に観ましたが、決して色褪せることはない。特に女性の普遍的なテーマが描かれているので、定期的に何度も見直したい。

私ができることは、一人でも多くの人に本作が(R-15版でもね)知れ渡ることかなと思います。タナダ監督、サイン会でもありがとうございました。パンフは家宝です。

余談:DVDなので特典映像があるのですが、トロント人で『月とチェリー』観てる人が…貴方とタナダユキを語り合いたいわ。
BAC

BACの感想・評価

3.3
・タイトルにもあるけど「ふがいない」と言ってしまうのは主人公とその友人がちょっと可哀想な気もする。そりゃ自分をふがいなく思ってしまうだろうけど、主人公は高校生だからね。周りの大人が(彼らも抜け出せない環境にいるにせよ)悪すぎるわね。まともそうなの主人公のお母さんとその弟子(?)ぐらいだし。

・性器や性欲に振り回されるどうしようもなさの方向に行くのかと思えば(むしろそういう方向を観る前はスケベ心こみで期待していたというのはある)、不妊に、重い姑の話や、抜け出せないドロ沼のような貧困の環境に生きる主人公の友人の話になったり、ちょっと話の焦点がズレてる感じもした。

・上映時間が長すぎ問題はあると思う。

・コスプレは観客側に対するフックだったな。

・ああいう姑はイヤね。
湖土

湖土の感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

呆けた母
搾取する母
達観した母

母になる
母になれない
母を望む

キツイお話
役者さん好き
『ひとつの命』
コスプレした男女がセックスに耽っている冒頭。
R-18という割に、後のセックスシーンの意味合いが変わっていくのには充分説得力を持って伝わってくる。

前後二つのパートを得て、それぞれの結末を見せる展開。
一つは男子高校生と売春のような関係に陥る主婦の二人。
そしてもう一つは認知症の祖母と二人きりで生活し、夜な夜なコンビニでバイトしている高校生。

世間的にはいけない関係だが、ここで効いてくるのが高校生の母親が助産婦をしているという件。
ラストでふがいない僕が一歩成長する糧になる。

田畑智子の体当たり演技がとにかく見もの。
高校生と売春に走るバックボードの設定はすんなりと納得させる。
JaJa

JaJaの感想・評価

2.6
子供産めとプレッシャーをかけてくる姑きっついわ。
窪田正孝ここから売れたな~。
linus3

linus3の感想・評価

2.5
原作未読
ネットで鑑賞
ヤンクケアラー、貧困、いじめ、シングルマザー、産め圧力?等色々と考えさせられた
映画冒頭からいきなりコスプレ本番SEX。田畑智子と永山絢斗が“アンズ”と“ムラマサ”になりきってずっこんばっこん。「もっと舌をとがらせて」「ムラマサさま、私いきます」アンズのうわずった甘え声に思わず違う部分が尖ってしまった方もいらっしゃったのではないだろうか。『ロマンスドール』でも蒼井優と高橋一生のからみにやたらと拘っていたタナダユキは、一体どうしてしまったんだろう。まさかベルトリッチと同じ色ボケにでもかかってしまったのだろうか?ここにきていきなりの作風転換にタナダファンならずとも心配になってくるほどだ。

このタナダユキ監督、妊娠&出産に関してどうも独自の見解をお持ちのようなのだ。結婚してそのまま妊娠出産することが、夫婦のとくに奥様そして生まれてくる子供にとって真の幸福だと言えるのか。タナダユキは多分その点にとっても拘っているのだ。生まれつき卵管が細く妊娠しにくい身体の里美と、助産師をしているシングルマザーの息子卓巳との肉体だけの関係を濃厚に露出させることによって、タナダは出産目的ではない2人のSEXを肯定的に描いているのである。里美の妊娠を心配してコンドームをつけようとする卓巳に「現実をみないで」と激昂する里美。このコスプレSEXこそが、義理の母親の妊娠プレッシャーから唯一逃れることができる里美にとっての“安全日”だったのである。

そして、生まれた子供の立場から出産の是非を問うために登場するのが、ふがいない卓巳の友人良太(窪田正孝)である。シングルマザー家庭とはいえ、愛情たっぷりに育てられた卓巳にその役は重すぎる。しからばと原作者が用意したキャラクターなのであろう。認知症のばあちゃんの面倒を一人でみながら団地で暮らしている苦学生良太は、新聞配達やコンビニのアルバイトをしながらかろうじて生計をたてている。進学はすでにあきらめているものの、このままアルバイトをしながら団地に婆さんと二人閉じ込められたまま一生を終えることを頑なに嫌がっている良太なのだ。「母さん、本当は(俺なんか)産みたくなかったんでしょ」

出産に関して従来からの伝統的な見方をしているのが、助産師であり卓巳の母親でもある卓巳に甘々なシングルマザー寿美子(原田三枝子)である。本作はつまり、この三者三様の立場から妊娠(または不妊)出産を見つめた“羅生門”的映画なのであろう。タナダユキ自身はおそらく「別に生まなくてもいいんじゃない」派に属すると思われるのだが、映画の中ではあえて結論めいた答えを出していない。子供ははたして親の単なるエゴの結果なのか、それともその幸せを願わずにはいられない人類の宝なのか。人口学者エマニュエル・トッドならば迷わず後者を選ぶところだが、我々一般人にとってはどうもそうとも言いきれない気がする今日この頃なのである。
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