始まり方としては申し分なし。
絶対変態映画じゃん、と。
金を払って男子高校生にアニメキャラのコスプレさせて、いわゆるイメクラ的なりきりセクロスに励む不倫妻。生中OKというオプション付き。
しかもそのスケベ妻を演じるのが田畑智子。あのミツカンのつゆのCMのイメージ強い田畑智子。
すっぽんぽんはもちろん、一糸纏わぬまま御開帳バター犬、ミニごっくんまでポルノ映画顔負けの濡れ場を披露。ある意味つゆのイメージがさらに強くなった。
主人公の男子高校生は瑛太弟。役得。
ムラマサさまームラマサさまーと喘ぐ田畑智子と台本を読まされながら必死に腰を振る瑛太弟。
第２の水橋研二、つぐみ嬢を探し求め早幾年、これは久々に良い変態癖系性春映画きたかも、と思ったらそれは前半だけで後半はだんだん重く辛くなってった。
瑛太弟はSNS炎上で人生詰んだ馬鹿学生みたいなもんでまだ全然可愛い方で。
田畑智子はもう邪悪な姑に典型的いじめられっこ気質な旦那、抱える問題、もろもろ本当いたたまれない。
団地住まいの窪田正孝なんかももう高２には辛すぎる境遇。
俺は本当にとんでもない奴だから、それ以外のところではとんでもなく良い奴にならないと駄目なんだ。
ってホモっぽいけどすげえ良い人のセリフがあんだけど、なんかぐっとくるものがあった。まぁ実際まじでとんでもない奴だったんだけど。
田畑智子の新たな扉が開かれた映画でありました。
