アンタレス

沈黙の監獄のアンタレスのレビュー・感想・評価

沈黙の監獄(2012年製作の映画)
3.2
かつて海兵隊に所属していた経歴を持つクロス(スティーヴン・セガール)は現在、相棒のマニング(スティーヴ・オースティン)と共に民間の軍事企業に所属している。老朽化した刑務所を閉鎖するため、マニングと共に現地を訪れたクロスは、閉鎖直前に二人の女囚を収容してしまう。
当然、この二人の女囚は一筋縄ではいかない。二人は重要な情報を握っているのだが、その情報を狙い傭兵達が刑務所を襲撃してきた。一時的にクロスは現場を離れていたが、急ぎ制圧された刑務所に戻り、現地に残っているマニングと協力し傭兵達を処理していく。
『戦術の天才』クロスと、『武器の天才』マニングを合流させないよう、傭兵のリーダーも急ぎ対策を練るのだが。


スティーヴン・セガール主演のアクション映画で、お馴染みの沈黙シリーズである。
この頃のスティーヴン・セガールは若いときに比べれば体格も弛んでしまい顔も丸くなっているが、技術は衰えておらず流石のキレを魅せてくれる。
スティーヴ・オースティンとの共演は圧倒的な爽快感で観る者を楽しませてくれる。
しかし、いつも通り脚本はありきたり、演出もいつもの爆発に銃撃戦という、無駄を一切省いたもはや様式美ともいえる内容。
年末を楽しく過ごすなら、悪くない作品かもしれない。
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