メメントモリミズ

かぐや姫の物語のメメントモリミズのレビュー・感想・評価

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)
4.3
◯心を持って生まれたということ◯

「感じられる」ことがどれだけ素晴らしいことなのか、
かぐや姫が月に還る途中に、記憶をなくして無表情になった瞬間涙が出た。
せっかく感情を持って生まれてきたんだから、
たくさん感じて、「生きている」ということを実感しながら生きたい。
何かを感じられるからこそ生きている価値がある。だから一生懸命に生きたい。
忘れるということは本当に哀しいこと。だからわたしはなんでも憶えていたいし、忘れないように記録を遺す。
記録を残すことにほぼ人生を捧げている、記録中毒のわたしに、最後のシーンはすごく刺さった。
翁の地井武男さん、名演技すぎて愛おしい。
赤ん坊かぐや姫を呼び寄せるシーンかわいすぎ。
絵と声がすごく合っていて、動きや表情も細かくてあったかいアニメーションでした。
原始的なのに新しかった。
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