KURUMI

かぐや姫の物語のKURUMIのレビュー・感想・評価

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)
5.0
「母さん!これ絶対泣けるから観てみて!」と娘の言葉‼️

(かぐや姫物語‥昔話で知ってるし‥確か全て手書きで描かれた絵。‥そのことは知っていたけれど、ちゃんと観たことなくて‥娘は出かけていたので、息子と一緒に鑑賞しました。)以下ネタバレです🎶



















始まるや否やジブリ作品とは知らず😅ワクワクしました💕目や身体の動きが優しい色づかいで描かれていて、一気に引き込まれました。(竹取物語)「今は昔、竹取の翁といふ者ありけり‥」から始まるナレーション。

山のふもとで翁(おきな)と媼(おうな)に大切に育てられるかぐや姫。少々おてんばで好奇心旺盛な彼女の真っ直ぐな瞳がとても印象的でした。小さい頃から村の子ども達や兄貴的な存在の捨丸(すてまる)達といつも一緒だった。

ある日、翁が切った竹から金が溢れ出した。翁は家族で都へ住まいを移す事を決心する。そして、お屋敷での生活が始まる。そこで高貴な姫になる為のお稽古漬けの日々が待っていた。

広いお屋敷の片隅に、以前住んでいた時の小さな家を思わせる部屋があり、そこで母親と話したり、機織りしたり、野菜や花を育てたり‥見ていてホッとするシーンでした。

とくに印象的だったのは、壁を突き破り、かぐや姫が走り抜けて行くシーン。彼女の嫌がる気持ちがよく表れていました。逃げるように生まれ故郷へ戻るシーンに思わず涙が溢れました😭😭成長していく彼女の心の葛藤が、見事に表現されていました!

翁は私欲に目がくらんで、最初の印象と別人の様になってましたが、母親は常に優しくて、暖かい眼差しと包容力があり(声優は宮本信子さんがされていて、これまたいいんです❤️)、かぐや姫の1番の理解者でした。

月の迎えがやって来る十五夜🌕
かぐや姫との最後の別れの時、目を真っ赤にして泣く翁と媼の姿があり‥私も泣きました😭💦

娘がすすめてくれたことで、出会えたこの映画が私も大好きになりました😘
KURUMI

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