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かぐや姫の物語のぴぴぴんのレビュー・感想・評価

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)
3.1
昔教科書で読んだ竹取物語は、女性を完全に男性の消費物、所有物としてしか描いていなかった、そして女性の幸せはその関係性の中でしか得られないものとされていたのを、今回の映画では「誰のものにもなりたくない」というかぐや姫の視点を描いていてそれは凄く良かった。

それでも結局、最後は望まない形での月への帰還(死?)となってしまって、それってバッドエンドやん...と思ってしまった。
それから、望む形とされていた幼馴染みのお兄ちゃんと添うこと、というのも、ざっくばらんに言ってしまうとお金ではなくて自分に教育・知恵を授けてくれた男性と結局一緒になりたいの?ん??という点でどうにも男女間の上下関係が拭い去れないのでは??となってしまって、期待してた分、少し残念に思ってしまったけど、根底にある物語が物語なだけしょうがないのかなー、と納得しました。

というかジブリにおける母って本当に理想で無敵、、、