愛する幼い我が子が死ぬことほど不幸なことはこの世界にはないのに、自分にもその原因があるとしたら、責めて責めて自分を苛んで正気でいられなくなるのは最もだと思う。
そんな母親の悲しさを広末涼子はものの見事に熱演しているし、寄り添う夫役の稲垣吾郎もいい味出してる。
最後の演出をみんなホラーって言ってるけど、私はここまで具体的なことは起こらないにしても、私たちが今、いろんな事故や病気や悲劇から守られて生かされていることって本当はこの映画のように、天国にいる人たちがいろんな場面で守ってくれているんじゃないかと思う。
悲しい映画ではあるけれど、登場人物だちがいい形で再生してくれていて、とてもよかったと思う。