トノモトショウ

リンカーンのトノモトショウのレビュー・感想・評価

リンカーン(2012年製作の映画)
4.0
南北戦争や当時の連邦議会の構図、黒人差別の現状に対する深い前知識があって初めて物語の実像が見えるが、単に法案を通すための極めて政治的な攻防だけではなく、家族との関係性や時に哲学的な例え話を交えてリンカーンという一個人をしっかり描写しているおかげで面白く観られる。デイ=ルイスの緻密な演技に賞賛を送りたい。