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リンカーン2012年製作の映画)

Lincoln

上映日:2013年04月19日

製作国:

上映時間:150分

ジャンル:

3.4

「リンカーン」に投稿された感想・評価

kikki

kikkiの感想・評価

3.3
かの有名な演説を全面に示す事でなく、議員との対話や、電報係とのささやかな問答、家族間の軋み等々、丁寧に見せてくれたところが良かった。憲法修正を可決させるべく票集めの為の策略を練り、根回しをする事の繰り返しや議会での攻防戦にやや苦痛を感じても向き合わざるを得ない。
ダニエル・デイ=ルイスの凄まじい役作りは既知であっても、もはやリンカーンにしか見えず、受賞も納得。彼は残念ながら「歴史の人となった」が、かえってそれが終わりでないとスピルバーグが残すメッセージを受け止めなくてはならないと思う作品だった。
kaeru3

kaeru3の感想・評価

3.7
なんとなく見逃してたスピルバーグ映画をみる祭の一貫として鑑賞。
冒頭でいきなりスピルバーグが出てきて時代背景のポイントを解説してたので、知識不足で振り落とされるのを覚悟して観たら、案外ついていけた。さすがスピルバーグ。
内容的には「リンカーン」より「憲法修正第13条」がタイトルでも良さそうな感じだった。

あと、撮影監督ヤヌス・カミンスキーはどんなテイストでも完璧に見せてすごい。

自由と平等の理念がアメリカの根幹にあるというのが伝わってきたけれど、今も問題は山積みで、でもこんな苦闘の上に3歩進んで2歩下がりながら来たんだろうなと改めてアメリカの特異さを感じた。
アメリカ南北戦争の終結までを背景に、憲法修正第13条の可決のために奔走するリンカーンを描く。

言わずと知れた大統領の顔とは別に、夫であり、父であるリンカーンの顔も並行して描かれる。悩み、怒り、疲労するリンカーンは家族に囲まれていても常に孤独だ。

最大のカタルシスは当然、憲法修正第13条の可決。奴隷制度の廃止を意味するこの可決のために時には人種差別発言すら厭わない議員の凄みには、反差別を掲げるもの同士が罵倒し合って目的への戦力を削りあうのを目の当たりにしてるだけに胸に来るものがある。

そして最後には、可決でハッピーエンドにさせず、これからくる困難の予兆をしっかり描いているのが、過去を語りながら現代浮き彫りにするスピルバーグらしい。

日本人には馴染みの薄い歴史もので会話劇がほとんどなので、予備知識が欲しかった。
長いけれど、知識をつけてからもう一度見たい。
ymsk1017

ymsk1017の感想・評価

4.5
ずっと観たかった映画!!観て良かった。
南北戦争とか薄い知識しかないよ〜てな感じだったので多少理解難しい部分あったけど、最後まで飽きずに観れた。

リンカーンを演じるダニエル・デイ=ルイスはアカデミー最多受賞ということでなんかもう、当たり前みたいに「あ、リンカーンてこんな人なんだ」と思わせてくれる。役作りに1年費やしたらしいが素晴らしい俳優だなぁ。トミー・リー・ジョーンズ演じるスティーブンスも良い!最後なぜスティーブンスがそこまで強くこだわっていたのかが明かされるシーンは感動。そしてアダム・ドライバー!(しつこくすいません)米軍に所属するサミュエルとして出演しますがちょい役にしては表情のアップなど良いカット満載で最高!まだ無名の頃のアダムは必見。

議決シーンはドキドキしながら観れて良かったし、観終えた後はジーンとした。スピルバーグの映画を観たことがない人なんていないのでは?と言うくらい名作が沢山だけど意外と観てないのも多いから制覇したいなー。
tak

takの感想・評価

3.6
 2012年のアメリカ大統領選挙を覚えておられるだろうか。共和党のロムニー候補と民主党の現職オバマ大統領の対決は、政策論争から始まって、様々な対立を促した。保守的な政治を望む人々と、4年前の「Change!」と同じく変革を望む人々。宗教的な見地や人種間の隔たりにもつながるネガティブキャンペーンがエスカレート。次第に国を二分するような様相を呈した。こんなことで選んでいいのだろうか・・・日本にいる僕らですらその様子には首をかしげたものだ。中傷合戦の一方で、異なる意見の国をなんとかまとめようとするオバマ大統領の姿も印象的だった。

 どんな人物が国のリーダーにふさわしいのか。そんな空気に包まれていた時期に、スピルバーグ監督はこの題材を選んだ。第16代大統領エイブラハム・リンカーンが南北戦争を終結させるまでの物語である。映画の予告編でスピルバーグ監督は、日本の鑑賞者にメッセージを語った。予告編で作品について言及する映画監督はピーター・ジャクソンやアルフレッド・ヒッチコックなど、これまでにもたくさんいる。だが今回のスピルバーグの言葉は単なる広告宣伝ではなく、今の世の中で政治のリーダーに何ができるのかを問うために、今も国民に愛される大統領を題材に選んだことを発している。その言葉は、オリバー・ストーンのように声高に世界のこれからの成り行きを憂い、訴えるのではない。かつて「ミュンヘン」のラストシーンで、世界貿易センタービルをCGで再現し、復讐が悲劇しか生まないことを静かに訴えたのに似ている。

 本編で描かれるのは、合衆国憲法修正13条を通過させるまでの物語。ゲティスバーグでの有名な演説シーンは出てこない。長引く南北戦争の一刻も早い終結が望まれる中で、リンカーンが目指したのは内戦の原因でもある奴隷制度の廃止である。しかし、戦争の終結を急ぐ多くの政治家たちは、南と和平さえ結べるならば奴隷制度は二の次でよいと考えている。戦争だけを終結させても根本の問題は解決しない。この両方をいかにして実現するか。これまで歴史の授業や伝記で僕らが知っているリンカーンの偉業だが、映画で描かれるのは泥臭い政治的かけひき。映画の前半はとにかく賛成票を投じてくれる下院議員を増やすための画策が描かれていく。しかし前半の議会の場面は、白熱こそしているもののエンターテイメントとして観るにはキツい部分もある。スピルバーグが元来得意としている映像で語り尽くす上手さは、ひたすら弁論に終始する場面ではうまく発揮できないと思えた。

 だが映画は中盤にさしかかり、一人の人間としてのリンカーン像を理解できてくると映画は輝きを増してくる。悪妻(?)とも言われた夫人の激しい言動にたじろぐ恐妻家、入隊を望む息子との関わりに、不器用な男の一面が描かれる。何事にもひるまない信念の人・・というイメージがあっただけに、ここから政治的難問に立ち向かう後半は、前半のキツさが嘘のように飽きさせない。これまでの作品よりも封じ込められたスピルバーグの映像で語る演出は、短いカットをテンポのよい編集でつなぐことでグイグイ引き込んでくれる。議員一人一人の表情が次々と映し出されて、緊張感が銀幕のこちらにも伝わってくる。トミー・リー・ジョーンズが演ずるスティーブンス議員は”実質的な平等”にこだわっていたが、政治的な妥協で形式的な”法の下の平等”を説く。この場面は印象的だが、ピンときにくいところかもしれない。奴隷とされてきた黒人を解放し、人種間での差別をなくそうとするのが”法の下の平等”。スティーブンス議員は、富裕層の財産を分配して黒人にも経済的な面での平等を与えようとしていた。つまり”実質的な平等”。そこにこだわっていた理由が明らかになる場面は、スピルバーグらしい上手さ。これまでも「アミスタッド」「シンドラーのリスト」でも人種差別問題を扱っただけに、昔からのファンには特に感動的に映る場面かもしれない。

 リンカーンが憑依した(?)とも思えるダニエル・ディ・ルイスは名演技。サリー・フィールドもやや憎まれ役だが素晴らしい。僕らエイティーズに嬉しいのが、裏舞台で民主党議員に近寄る工作員(ロビイスト)を演じたジェームズ・スペイダー。エンドクレジットで気付いたのだが「刑事ジョン・ブック 目撃者」のルーカス・ハースも出演してる。
keigo

keigoの感想・評価

3.4
ラストシーンが意外とよかった。歴史を知ることはいいことであると感じた。
aaa

aaaの感想・評価

4.0
あんまり興味もないのに、一人でレイトショーで観て、ラストシーンに思わず泣いてしまった。
トシ

トシの感想・評価

3.5
言ってしまえばめっちゃ地味な部分を切り取った映画だし、なんだったら修正第13条って、今や社会問題化しちゃってるんだけど、エモーショナルでエンタメ的に描き切ったスピルバーグはさすが。
渕東

渕東の感想・評価

3.0
映画館で観た、3時間あったが歴史と伝記が好きだから苦ではなかった
アメリカ史に名が残る人の覚悟や行動は半端ではないなと思った
しゅん

しゅんの感想・評価

3.7
奴隷制度廃止に向けたリンカーンの苦労がよく伝わった。
1年で10歳ぐらい年を取られたって言われた時の表情はまさにそんな感じだった。
時代背景をしっかり予習してからもう一回見るのもアリかな。
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