Makoto

図書館戦争のMakotoのレビュー・感想・評価

図書館戦争(2013年製作の映画)
3.5
深夜アニメで存在を知り、ちゃんと見ないまま映画に突入。
主役のふたりがナイスキャスト的に感じて期待はしとりました。

個人的には設定自体がかなり非現実過ぎて違和感があるんですが、現実的な組織(自衛隊)を当てはめて作ると何やら現実的に見えてしまう不思議な感じです。従来のヒーローものとは違い、世界観・背景を非現実的にして個を現実的なものにするってのが最近流行なんだろうか。

個人的にはまじめに観てしまうと、好感ではなく何か不謹慎にすら最初感じてしまいまして。。
警察・自衛隊外に武器を所有する団体があって、国内でそれらが合法に武力衝突するってのはちょい過激すぎじゃないかと。。

戦争映画ファン?としては、衝突が中途半端にでかい割にはまったく戦術?上意味ないことやってて、9mm弾ばらまいている(途中小銃撃ってましたが。。)のは設定上理解できるが、狙撃は威嚇目的って何??とか、ヘリへの発砲も威嚇!?(下手したら撃墜ですぞ。さすがにRPGは禁止だな。)とかとか。
どこまで許される設定かわからんが、手りゅう弾はまずいとして、催涙ガスとか閃光弾やスモーク弾とかの使用など、目的を短期に達成する手段(死傷者を最小限に)としてありじゃろぉと考えてしまうのですわ。。
そもそも軍隊的に見せるのが違和感増大の元で、SWATレベルのほうがしっくりくる。(つーか、サバゲーレベルやんけー!)
個人的にはこの種の作品の許容範囲はパトレイバーや攻殻機動隊ってところでしょうかねぇ。

と、言いながらも細々チェックしちゃってるんですが、

兵器に関して素人ではなかったのですが、図書隊装備の銃はお初でした。
なんか実用向きじゃないものだと思いきや、コレ自衛隊の正式装備でした。。9mm機関けん銃って言うらしくいわゆるサブマシンガン。それも国産で、警察でおなじみのニュー南部を作っている会社製だそうな。
ここまで、リアルな設定やったんかー!!と、逆に本気度を感じましたw

岡田君はSPシリーズから彼の本気を見てからかなり評価しとりますし、榮倉奈々や栗山千秋の配役も絶妙でしょう!
個人的にツッコミ満載でしたが、十分楽しめる映画でした。
機会があったらアニメもちゃんと見てみようかと。

余談ですが、図書館は存在意義は日頃から感じており、恩恵にあずかっている身としては何かあったら馳せ参じようかと思ったりして。(まぁ、税金しっかり払ってるからいいかぁw)
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